17番の日記...17番

 

 

キャリアデザインって? - 2004年07月23日(金)

去年の秋、とある就活講座で「再来年就職してから、定年を迎えるまでの約40年間のキャリアプランを紙に書いてください」と講師から言われた。「あほか」と思った。

今日、インターンでお世話になった野村さんの事務所にバイトしにいったのだが、野村さんもそういった講義を行っている就活講座に疑念をもつ一人だ。野村さんは大学卒業後、リクルートに入社し主に雑誌の編集に携わり、「アントレ」の編集長も務めた。昨年退社し、経済産業省が出資する「ドリームゲートプロジェクト」のメンバーに加わり、今年の春、ネット事業を行う会社を自ら起ち上げた。

今年のリクナビに、キャリアデザインに関したコラムを野村さんが担当することになり、そのことについて少し話をした。「サラリーマンになる気なんて大学時代になかったし、まして編集者なんて考えたこともなかった」。「就活情報が錯乱してるから、学生たちはそれに振り回されてる。就活って大人にとっては今やビジネスとして定着してるから、大人の陰謀に学生は惑わされちゃだめだよ」。「今の自分は、その時その時に感じたことを素直にやってきた結果。だから自分にとっては数十年後のキャリアデザインを描くなんて馬鹿げてると思ってるよ」。

2年前、うちの大学にキャリアデザイン学部というものができてしまった。
ダサいし、安っぽいし、専門学校っぽいし、言いにくい。ほんとに安易な考えに基づいた学部だと思う。人の人生って、その時に起こる風向きや、縁や運、時代の流れによっていくらでも変わってくるものだ。そういったものを受け入れ、あるいは反発し、強さを身に付け、その上にキャリアってものが存在してくのだと思う。

リクナビっていう最大の就活サイトで、反キャリアデザインについて語る予定の野村さん。ん〜、かっこいい。


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail