ぼそっ・・と独り言
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10数年前、妹から聞いた話。 お盆も真っただ中の8月15日。 妹の主人を含む、青年団の4人連れが、市内から田舎に帰る途中。 時は真夜中。 場所は旧幕の内トンネル。 そのトンネルの中を、人が歩いている。 旧陸軍の歩兵の制服。 足はゲートル巻き。 はっきりした人影。 幽霊のようには全然見えなかったらしい。
通り過ぎた後で、あれは一体何なんだ?と車内は騒然となった。
誰も「引き返して確認しよう」とは言わなかった。 触らぬ神に祟りなし。 生きた人間としても怖すぎる。
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