ぼそっ・・と独り言
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2002年08月15日(木) 夏の怪談 2

10数年前、妹から聞いた話。
お盆も真っただ中の8月15日。
妹の主人を含む、青年団の4人連れが、市内から田舎に帰る途中。
時は真夜中。
場所は旧幕の内トンネル。

そのトンネルの中を、人が歩いている。

旧陸軍の歩兵の制服。
足はゲートル巻き。
はっきりした人影。
幽霊のようには全然見えなかったらしい。

通り過ぎた後で、あれは一体何なんだ?と車内は騒然となった。

誰も「引き返して確認しよう」とは言わなかった。
触らぬ神に祟りなし。
生きた人間としても怖すぎる。



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