ぼそっ・・と独り言
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以前、ジェームスが真夜中、車で走行中の話。
ほとんど車の無い道路で、後ろから大型トラックが煽ってくる。 二車線の道路。 抜かして、さっさと前に行けばいいものを嫌がらせをしているわけだ。
ジェームスが乗っていたのが、1000ccの車高の低い普通車。 彼が乗ると、まるで軽のようだった。
その車が黒塗りベンツだったら、相手はそういうことは絶対しないに決まっている。 弱い相手と高をくくってやってる行為は、はっきり言って弱いモノいじめ。
昼間は人目があるからそういう事はあからさまにできなくても、夜中の車通りも無い時間。 トラックを運転していた本人にとって、小型の車を煽って嫌がらせをすることは、仕事のストレスを発散させる、いいお遊びなのかも知れない。 女性が乗っていると思ったかどうか知らないが、概観だけ見て判断した相手が悪かった。 あまのひどさに、信号で止まった時、ジェームスがドアを開けて降りた。
運転手が、ぎょっとしたのが分かった。 まさか、そんなに小さい車から、大柄の外人が出てくると思ってもいなかった運転手、のしのしと近寄るジェームスを見て、慌てて両方にドアロックをかけた。
コンコンコン。 運転席のドアをノックされて、彼はひたすら前を見ている。 視線を合わせたら、非常にまずいと思ったのか、固まったように前を凝視。
良くない事を考える人にとって、こういうシチュエーションは、最悪の場面を想像したに違いない。 心臓バクバクだったことだろう。
信号が青に変わって、彼は慌てて発進した。 めちゃめちゃアクセルを踏んでいる。 立場逆にして、今度はジェームスが追いかける形に・・・・・ 相手の慌てぶりが面白く、ちょっとだけ同じ仕返しをしたという。
絶対に、もう二度と止まって顔を合わせたくなかったらしい。 もう死に物狂いといった感で、信号無視して相手は逃げた。
ただ、これに懲りて、そういう嫌がらせをしなくなったかどうかは、知るすべも無い。
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