ぼそっ・・と独り言
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ショベルの時代に乗り始めた人で、いい思い出の人は、どうしてもあの乗り味が忘れられなくて・・と、おっしゃる。 新型は乗った感じが、その人の記憶のハーレーでない様なのだ。 ショベルというバイクは、ちょうどハーレーが身売りしていた時期に製造されている。 だから、普通では精度が悪くて捨ててしまわなければいけないパーツも、捨てずに使用していたと言う、いわば「恥のバイク」なのかもしれない。 精度が良くないため、当たり外れも多く、当たりのバイクは調子が良いが・・外れはハズレの運試し。 その上、重なる修理でいいかげんな手が加えられたりしている。 エンジン開けてみて、ピストンの径が違うもの。 前後違うタイプが入るべきなのに、同じ物がついているもの。 配線がやたら違っているもの。 ベアリングや、タペットの壊れてるもの。等々・・・・ これでは調子悪くて当たり前。 それを精度をあわせて、フライホイールから芯出しし、「これが、あるべき出荷当時の形」のように組上げる。 精度をきちんとあわせた、鉄シリンダーのショベルは、ランダムな排気音・振動で、ファンを魅了してやまない。
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