「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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ヒゲくんの会社に営業に来る生命保険屋さんが、 子どもの絵のコンクールをするとかで ミーと、マルがちゃちゃちゃっと描きあげてヒゲくんに渡した絵が入選した。
全然リキの入ってないラクガキのよーな絵で、 よもや参加賞以外にいただけるものはあるまいと思っていたので 母もミーもマルもビックリである。 ミーが優秀賞で、マルが佳作。ダブル入選。 ミーは、「・・・・・よっぽど、出した人すくなかったんやで・・。」 うん。お母ちゃんもそんな気がする・・・。
でも、参加賞以外になにかもらえる〜♪と、 ウキウキするミーとマルをつれて表彰会場に向かった。
表彰会場といってもスーパーの一角に絵が画鋲で留めて貼ってあって、 その脇に保険の営業レディーさんがたが会議机を用意しているだけのもの。 こういうことに慣れてないのか仕切りが悪いのがイラッとくるところだが、 ミーは、ダンボールにごっそり入っている賞品を見つけて ささっと、前に出て名前を呼ばれるのを待つ段取りのよさ。
佳作のマルが、名前を呼ばれた。 表彰状と一緒にもらったのは、なんだか長方形の大きい包みである。 むふふん♪と満足げなマル。
一番最後にミーが名前を呼ばれた。 「ハイッ!」と前に進み出て、表彰状をいただく。 続いて、なにやらうすぺったい小さな包みをいただく。
くるっと振り向いたミーさま、みけんにごっつシワ。 言葉で表現するなら「こんなちっこいもんくれやがった!」 私のそばまでやってくると、無言で小さい包みをヤンキーばりのガンくれながら私に渡すミー。
持ってみると重い。 「ちっこいけど、重いで。」と母。 「なんかいいもんかもしれへんで。」と兄。 ふたりがかりでヤンキーになってゆく妹を更生させようと必死である。
「重い」「なんかいいもの」が立ち直るきっかけとなり、 「そやな。金の延べ棒かもしれへん。」と上向きになった。 どこまで上向きか。
車に乗り込んで、「開けてもいい?」と包みをバリバリ破いたら、 マルは貯金箱。 1円から500円までがコロコロと転がっていって 硬貨ごとに振り分けられるという子ども心をくすぐる大喜びの一品。
ミーは!? と、兄、妹が注目する中、包みから出てきたのは ボールペンセット。 0.4�仗弔裡疑Д札奪隼�務用品。
「きいいいいいいいいいっっ!!」
今度から、応募用紙に、 「賞品は、一番でっかいのにしてください。」と書き添えることに決めたそうです。
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