「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2005年11月03日(木) 少年・少女武者



秋の祭りは歴史祭り。
騎乗した鎧武者や、槍を持った武者が行列をして会場を練り歩き、
鉄砲隊が種子島の発砲実演をしたりする。

武者行列にモックンとミーが参加することになった。
大人たちに混じって少年少女武者として行列に加わる。
市内の小学生4年生以上なら誰でも参加できるので、友達と一緒に申し込んでみたわけだ。

昼からの行列に集合は朝8時半。
受付を済ませて着替え室に入ると立派な衣装が並べてある。

こりゃあ、ちょっと着物の着付け程度じゃ無理だわ。と一見してわかる代物。
着付けの先生はたったふたりだけ。

ミーを用意のTシャツ短パンに気がえさせて
着付けの先生に「初めてなんですが何から準備したらよろしいですか?」と声をかける。

「まず、たび、はいて、それから襦袢着て!」

はい。
足袋をはいて襦袢を着て腰紐でぎゅうとくくる。

先生、次は?
すね当て。足首とひざ小僧のしたでひもをくくり、形になった。
次は袴。

袴。
どやって着付けるのかがもうわからない。
しかもあとで鎧を着るときに邪魔にならないひもの結び方があるようで
もう、母、ここでお手上げ。
ひたすら先生の手の空くのを待ちお手伝いに回る。

袴のすそを絞ると次は籠手。

錦織のあでやかな織物の籠手に袖を通して、肩口から反対の脇を通して背中でくくりつける。
次に胴鎧。立派なつくりの重たい鎧をがっちりくくりつける。
もう華奢なミーちゃん、折れてしまいそうなくらい紐でぐるぐる巻きである。

その上から錦のきれいな陣羽織。
それから薄いシフォンのような生地の水衣を羽織る。
最後に飾りのついた額当てをして完成。

着付け、た、たいへん。8時半集合、納得。


ミーにつきっきりでモックンの世話ができなかったが
そこは友達くんたちと一緒の強みで友達くんのおかあさんが世話を焼いてくれた。
その様子をマルが男子の着付け部屋と女子の着付け部屋を行ったりきたりしながら
逐一報告を入れてくれる。
助かる〜。使える〜。

着付けの後はお化粧。
男の子はどじょうヒゲをばっちり入れられる。
だいたいがファンデーションを塗られたこともないし塗られたくもない男の子が
舞台化粧バリに顔を塗られ、眉を描かれ、ヒゲを描かれるので
はじめはみんなしょぼーんとしている。
化粧が終わって、友達が化粧部屋から帰ってくると
やっと顔を見て笑いあう余裕も出てきた。

ミーは赤い口紅をきりっと引いてもらって
美しい少女武者姿である。
モトがいいのであんまり化粧も濃ゆくないのだ。おほほほ!(バカ親)


支度が済んで、昼食をとり、いよいよ行列出発。


大人もだらだら歩くが
子どももだらだら歩く。

だらだらと行列は駅前を東西南北に練り歩き、
だらだらと市役所に戻って解散。
およそ2キロ1時間の行程だった。

その間中、マルとふたりで
「モックン!モックン!」と最前列へ走り、
「ミー!ミー!」と最後尾を待つことを繰り返して、母と妹、ぐだぐだ。
一生に一度だろうと思うとやっぱり記念の写真は撮っておきたいじゃない。ああ疲れた。

最後に、きょうだいだけで一枚記念に撮って、終了。

おつかれさま。こどもたち。
おつかれさま。ワタクシ。




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