「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2003年02月23日(日) わかりやすく言う母

おとーちゃんが映画を見に行こうとしている。
昨日ショータくんがママと一緒に見に行った映画だ。

「モックン、一緒に行く?」
「え?何見に行くの?」
「ロードオブザリング!」
「あ!それ、昨日ボク見た!」
遊びに来ていたショータくんが言う。

「どーやった?」とヒゲ君。
ショータ、一気に
「長くて眠くて暑かった!!」
パーフェクトな感想である。

「・・モックン見に行く?」
「行かん。」
だろうね。

「フン!とーちゃん一人で見に行くもんね!いいもんね!」
とヒゲ君がすねていると、モックンが
「とーちゃんだけずるい!」とつっこんだ。

「なんでよ!見たくないって言うからとーちゃん一人で見にいくんやんか!ずるくないやん!」
「ずるいよ!」
「ずるくない!」
「ずるい!」

ヒゲ君、まじめーな顔で、
「モックン、それは違う。」
説得工作に乗り出した。
「あのな、ここに今肉まんが三つあったとする。
これを、ミーが一個食べて、
マルが一個食べて、
残りが一個になったとき、
モックンに食べる?ってとーちゃんが聞いたとする!
そしたらモックンが"いらん"というた、と、
で、とーちゃんが食べた。
いらんていうたから、とーちゃんが食べたんでずるいっていうことではないっ!
わかるっ?」

モックンきょとーん。
ボクは一人で行くって言うのがずるいって言ってるだけなのに、どうして急に肉マンが。
しかも一人で行くって言ってるくせに、どーしてミーやマルが出てくるんだ?
そりゃーボクは肉まんよりあんまんのほうが好きだけど。

「なっ!だからとーちゃんはずるくないの!」
と、停止状態のモックンをおいてけぼりにして決定しようとする父親を
黙って見過ごしてもいいものか?
答えは否だ。


「あのさ。みんながおなかが空いてるとしたら?」
「へ?」
「みんながおなかが空いてるときに、肉まんが3個しかなかったとしたら?」
「へ?」
「だから、モックンは、肉マンは食べたくないけれどおなかは空いてるのよ。
肉まんはいやだけどぼくだって何か食べたい。
なのに、ボクの分だけなくてとーちゃんずるいって言ってるのよ。
あーわかりやすいわねー。モックン、ほかの気晴らし見つけようよ、今日は。」


かーちゃんの説明は、小学生からヒゲの生えたおとなにまでわかりやすい。

とーちゃんは一人で映画に行って、
モックンはショータくんとドブにはまって帰ってきました。



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