「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2002年08月24日(土) ミーの家出

ネコとあかちゃんがえりしたマルと両方を
交互にかわいがっていたら、
ミーがすねた。

あんまりネコをかまうので、
「ミーちゃん、ほっといてやんなさいよっ!」
と言ったのがいたくお気に召さなかったらしい。

ふいっと2階に行って、どったんばったんやってるな、と思ったら、
でかーいリュックをしょって、
おばあちゃんに作ってもらったお気に入りのポーチを下げて、
不機嫌なのか、嬉しいのか、にやにやぷんぷんしながら降りてきた。

「? どしたの?」

「家出するっ。」
「あらまー!で、ちゃんとご用意してきたんや!」
「うん!」
「なにがはいってんの?」
「見せたろか?」
「うん。」
「パジャマとー、パンツとー、シャツとー、ズボンとー、Tシャツとー、長袖も。」
「おー。寒い日もあるもんなぁ。」
「そう。」
「でも、なんで家出すんの?」
「え。」
「家出するときは、書き置きっていってお手紙を置いていかなアカンねんで。」
「ふーん!」

ミーは折り紙の裏に手紙を書いた。

「をかあちゃん、みーわ ねこおかまあてまあせん
ただねこが まぁちゃんちの」

「おかあちゃん、ここにパパって書いて。」
パパと書き込んでやる。

「パパのくるまをひっかかいていたから だっこしてにわをいっただけなのに」

むふー!
「できた!」
「ハイ。どれ。オカマ当てませんってなんや。」
「あははははっ!おかまとちがうっ!を、かまってません!や!」
「あっはっはっは!!オカマ当てたんかと思ったぁ〜。」
「あっはっはっは!ちがうよー!じゃぁ、そういうことで、いってきます。」
「ハイハイ。いつ頃帰ってくるの?」
「・・・・・・大きくなったら。」
「えー。晩ご飯までに帰っておいでよー。」
「今日の晩ご飯、なに。」
「カレー。」
「カレーかぁ。」
「ナスとひき肉のカレー。」
「・・・・・大きくなるまで帰らん。」
「ナスおいしいのに!」
「嫌い。」
「大きくなるって、どのくらい大きくなったら帰ってくるの?」
「・・・・中学生くらい。」
「ふーん。晩ご飯までに帰ってきたらいいのに。お腹すくやん。」
「・・・・・・・。おかあちゃん。お金持っていくわ。」

おお!!!
気がついたか!えらいのぉ!!

ミーは豚の貯金箱をそのままリュックにつめようとした。

「ミーちゃん、お財布に入れてきなさいよー。割れるよー。」
「財布ないもん。」
「クマのはー?」
「あれ、こないだからない。」
「ふーん。おかあちゃんの引出しになんか入ってないかなぁ。」
「見ていい?」
「いいよー。白いベリベリってテープのついたお財布が入ってないかなぁ。」
「あ、あった!!これ?」
「うん。そう。それ、あげるわ。」
「やったー!これにいれていこ!」

ミーは小銭をありったけ詰め込んで、財布をポーチにぎゅうと押し込むと、
リュックをしょった。

「行ってくるわ!」
「ハイ。車に気をつけて。」
「おかあちゃん。」
「ハイ。」
「買い物行けへんの?」
「行くよ。玉子買いに。」
「どこ行く?」
「マックスバリューかなぁ?」
マックスバリューは坂道を下っていくだけで、道路を横切ることもない。
「玉子、買うてきたろか?」
「ええ〜、荷物すごいし、いいよ。あとでいくから。」
「ふ〜ん。じゃ、行ってくるわ。」
「ハイ、車に気をつけて。」


ミーは、自転車に乗って、手を振って行ってしまった。




さて、マル、お買い物行きますか。マックスバリューに。

いないなぁ。

お買い物を済ませて自転車のとこまで行くと、
私の自転車の横にミーの自転車が。

ま。遅かったのね。
来た来た。
「ミー!」
「お。おー!」
「なに買ったの?」
「カルピス。」
「へー。」
「モックンにもコーラ買ってやった。」
「へー!」
「公園に行ったら、のど乾いたって言うたから、コンビニ行ってコーラ買って来てあげた。」

へー!!道路渡って買いに行けたのねぇ。すごいすごい。

「ほな、かえろか。」

うん。と自転車を漕ぎ出してから気がついたミー、
「帰るんとちがうで!ちょっと、寄るだけやで!」

ハイハイ。

ぽつぽつ、雨が降ってきた。
大急ぎでうちに帰り着いて、ネコをなでなで、ひとやすみ。
小降りになったところで、もう一度家出。
荷物は重いので置いていった。

公園に行ったのに、さっきの雨のせいで誰もいなかったらしい。
5分もたたずに帰ってきた。
「ただいまー。」
「おかえりー。」

どすん、とソファーに座ると、
「おかあちゃん、家建ててから家出することにしたわ。」

さよか。
家を建てるなら、父に言いなさい、父に。
(実は父にはミーが家出したよぉと電話してある。あんまりおかしかったから。)
ミーは仕事中の父に電話した。

「もしもし?おとうちゃん?家建ててっ!
えー。どこにしようかな。
あ、じゃあ、トモ姉ちゃんの隣の空き地!
え。高いんか。
じゃあ、どこならええんよっ!
うちの庭?
・・・うん!それでいいわっ!建ててな!じゃあねっ!」

電話を切ると機嫌よく、
「おかあちゃん、家が建ったら、家出するわ!」


ふふん。ヘタレ女王様娘。
アンタその前に、一人でなんでもできるように、もっと強くなってなくちゃダメよ。
今からしっかり、仕込んであげます。
おーほほほほほほ!(←悪魔的王妃母)


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