「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2002年02月18日(月) だるまちゃんとてんぐちゃん

「読んで!読んで!」
最近朝から晩までマルが絵本を持って追いかけてくる。
これ、と決めた絵本を本棚から引き抜いて、
「よっしょ、よっしょ。」
と運んでくる。
パジャマのままでお宝毛布を引きずりながら階段を降りてきて、
「おはよー。」
の次に言うことが、
「これ読んで!」

「ゴメン、あとでね。」

なかなか読んでもらえないうちに、
読んでもらうと決めた本が、どんどん積み重なってゆく。
うっかり読んであげようねと言えないくらい積み上がっている。

絵本を読んであげるのは好きだし、
読んでもらってるときのマルはとってもおりこうだし、
そりゃね、読んであげたいよ?
でもね、できるなら、片付いた部屋で読んであげたい。
次から次に散らかしてぐちゃぐちゃの部屋で穏やかに絵本なんで読んでられない。
わかって。
で、「あとでね」を繰り返し、片づけたり掃除したり。

片付けなんかいいから絵本読んでやればいいのにと思う自分と、
それでも散らかってる部屋に我慢できない自分が
両方イライラしながら時間が過ぎてゆく。

そのうち夜がくる。
布団にもぐりこむ前に本棚から5、6冊の絵本を抱えて、
「おかーちゃーん!」とやってきた。
「これ読んで!」

うん。
ここだけ、片づけちゃったらね。

・・・・。
かわいそうかな。
おやすみの絵本までがまんさせて。


マルが読んでもらおうと思って
「だるまちゃんとてんぐちゃん」を大事に抱えて布団に入る。
表紙を眺めていたら、ミーが、
「ねーねが読んだろか?」

ミー、読めるのかな。

「ぼ、く、も、て、ん、ぐ、ち、や、ん、の、よ、う、な、
う、ち、わ、が、ほ、し、い、よ、う、」

つたないけど、読んでる。
ミー、一生懸命読んでる。
マル、ページを押さえながら
だるまちゃんがヤツでの葉っぱに気がつくのを指差して、
「これ、うちわにするんやな!」

途中で疲れたミー、
「もう寝よ。」とリタイア。

続きを読んであげようかな。
あ。
モックンが、「その本読んでなかったら貸して。」
「にーに、よんでよっ!」とマル。
えーとか言いながら、また初めからモックンが読みはじめた。
マル、モックンの隣に移動して、絵本を読んでもらう。

「そこで、だるまどんは、ぺったらぺったんおもちをついて
ころころまるめて それでかたちのいいながいはなをつくってくれました。」

「いい鼻やなぁ。」
片づけ終わってモックンの隣に寝そべって、
私もモックンに絵本を読んでもらう。

「・・・・だるまちゃんとてんぐちゃんはなかよくいっしょにあそびました。おしまい。」

ずっとずっと待たされて、おにいちゃんに読んでもらった絵本を大事に抱えて
マルが私の布団に入ってきた。
「おかあちゃん、寝よか。」

うん。
ごめんな。マル。
ありがとな。ミー、モックン。


子供に助けられながら、あったかくなって、眠った。




(※「だるまちゃんとてんぐちゃん」作・かこさとし・福音館書店<こどものとも傑作選>)


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