「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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天気がいいので、芝生公園におやつを食べにいった。 遊具のところの砂場で、モックンが砂山を作り始めた。 おお。 でかくなってきた。 ミーとマルも、砂を手のひらですくって積み上げる。 3人とも一生懸命だ。
そこに、モックンよりすこし大きい男の子が走ってきた。
ひとりで、グルグル走り回っていたが、砂山を見つけて、突っ込んできた。 砂山のてっぺんに飛び乗って、ぐしゃ!と踏み潰して駆け抜けていった。
「わ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
みけんにぐぐっとしわを寄せるモックンとミー。 ミーは素早くあたりを見回し、私を見つけると、 「おかあちゃん!あいつ!」と、 少しはなれたところで様子をうかがっている犯人を指差した。
モックンは、ぎゅっと口を結んで、また砂を集めはじめた。 つぶれた砂山に、また砂を積み上げる。
そこにまた、さっきの男の子。 ばん!と踏み潰して走り抜ける。 ゴメン!も、へへーん!も、なし。 ただ、無言。
ミーは、ずっと怒っているが、 モックンは、「もう。」とか言って、また砂を積み上げ始める。
何度も、何度も、モックンの積み上げた砂山が大きくなった頃を見計らって、 その子が踏み潰す。
6度目に、モックンがようやく私を見上げて、 「壊しにくんねん。」 と、訴えた。 「イヤだったら、怒っていいのよ。」とだけ言う。
モックンは、「うん。」と、答えて、 また、たくさんの砂を集めて山を作り始めた。 今までで一番大きな砂山ができた。
来た。 走ってきた。 真っ赤な顔で、やってやるぞとヤツが走ってきた。
モックン、気がつくが間に合わない。 「わあ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」 と、大声をあげたまま、動けない。 もちろんヤツの勢いは止まらない。
あと一歩というところで、 「わぁ、すごいのができたねぇ。」とふらりと間に入る。
カクッと、勢いをそがれたその子に、 「なぁ、大きい山やなぁ」と声をかける。
「・・・・うん。」
それだけで、モックンとその子が二人で砂山を作り始めた。
二人で作った砂山は、80センチほどの高さになった。 満足して、二人ですごいだのなんだの、語り合ってる。 さわろうとよってきた小さい子達に、 「あー!あかん!壊れるからさわったらあか〜ん!」 なんて、叫んでる。
「すごいのできたなぁ。」と声をかける。 「うん!」 「うん!」
「な、最後に、みんなでつぶして帰ろうか。」 「うん!!」 「うん!!」
砂山から少し離れたところに線をひき、 「ようし、ココに並んで、せーので、走ってけ。」
モックンも、その子も、ミーも、マルも、なんだか関係ない子も みんな並んだ。
「いいか?せーのっ!行けっ!」
「わあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜っ!!」
作った子供も、踏み潰した子供も、 それを見ていた大人も、みんな、楽しい顔になって、終了。
「じゃ、ボク、またな。」 「うん、バイバーイ。」
少しはなれてから振り返って見たら、 ヤツは一生懸命、砂を積み上げていた。
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