ときどき、晴れ...

 

 

→ - 2007年11月11日(日)

悔しく思ったりしないんだろうか。

と、思うことがある。

というか、漠然と。
オイラは悔しくなる。

悔しくなる、というか。
単純に「羨ましい」というだけなんだけど。

「一緒にやろうぜ」っていうラブコール。

それに、柔軟に対応できる事務所であることが羨ましい。

それが第一。

それ以上でも、それ以下でもない。

「出て欲しいんだけど」というラブコールに、すぐに答えることができて、じゃあやりましょう、と期間を置かずに次々と経験を重ねることができること。

「役者」として見るならば、それは単純に幸せなことなんだろうと思う。

だって、こっちは、そんなに単純に運んだりしない事務所なんだもん。
何がアレかは知らないし。
その裏で、なにがどう動いてるのかは知りようもないことだけど。

それでも、「出て欲しいです」「はいどうぞ」っていう簡単な話で進まないことだけは、なんとなく判る。

青炎→シブヤの流れは、案外、奇跡的だったのかなぁ。

と、今にして思ったり。

それでも。
彼はアイドルで在り続けるし。
何が本当の望みかなんて、誰にも悟らせないままで、これからも進んで行くんだろうと思う。

何が、どれが、ホントなのかは、彼自身しか判らなくて。

ただ、ハッキリと明示している「嵐であり続けること」という命題の前に、それ以外の外野の言い分なんて、ひれ伏すしかないんだ。

「役者として生きて欲しい」ということも。
「舞台に立って欲しい」ということも。
「アイドル稼業なんて放っておいて、演技に集中すればいいのに」っていうことも。
「あの才能が無駄遣いになっている!」ということも。

所詮、勝手な希望であり、勝手な憶測に基づいたものであり、勝手な押し付けに過ぎない。

「アイドルであり、嵐であり続けること」を彼自身が公言している限りは。

どんな才能も望みも期待も、その命題の前では、なんの効力も持たない。

どんな圧力や、事務所の方針があったとしても。
結局、選び取っているのは彼自身。

何を優先すべきかは、彼自身がよく判っていて、きちんと自分が一番幸せであるために、自分の大切な人たちが、大切な人たちであって欲しいがためだけに取捨選択しているだけなんじゃないか。

基本的に「やりたい」といえば、やれるし。
「いやだ」といえば、断れるところでしょ。
なんだかんだ言っても、タレントの意思を尊重してる事務所な気もするし。

その比率が、どう足掻いても「断れない状況」のが大きかったりするとしても。

あそこまで客観的に自分や周囲の状況を見ることができる人が、周りにうごめく感情を察知できないはずがない。

彼の一番大事な人たちのためだけに使われるアンテナ。

大事な人たちが、傷つかないように。
哀しい想いをしないように、それだけのためだけに、言葉を尽くし、身を呈して、時には盾になる。薄汚れた布も纏う。

それを通用させるだけの優しさを彼は持った。

ナルシストで、イイカッコもしたくて、時には愚鈍で鈍感で、計算高くて。
結局は、自分が一番居心地がいい場所であるために、そうしてきただけなのかもしれない。

狡賢くて、セコくて、時には言葉足らずで誤解も受ける。
繊細そうに見せて、なかなかに図太い神経持ってるみたいだし。
天邪鬼や嘘つきの仮面を被って、その実、すごく素直だし。

・・・というか、あれだけ周りを見れる人は。
そうじゃなきゃ、やってらんないんじゃないかな。
やっぱり。

この世界とうまく付き合っていくためには、自分自身が嘘つきじゃないとやってらんないし。
何でもかんでも受け入れたり、素直だったら、すぐに壊れてしまいそうだ。

周りが見えてしまっていて、どうにもうまくいかない現実を知っていて、だからこそ、自分が素直ではないことを知っているし。
真っ直ぐに感情を示す生き方ができる人に憧れるんじゃないのかなぁ。

それで、そういう自分の生き方を他者に受け入れさせるし、むしろ愛されうる利点にさえしてしまえる。
それだけの強さ、優しさを持ってるんだな。

優しいことは、強いことの同意語だと思っているので。

他者への犠牲が、半端ないなーと思うときもある。
どれだけ自分を殺して、仕事をしているのか、と。
それも、多くは、自分のために、というよりは他者のために。

実際のプライベートな生活なんて知る由もないし。
プライベートを見たら、そんなことは全くないのかもしれないけれど。

「仕事」をしていくうえで、彼が犠牲にしているもの。
・・・犠牲というよりは、そのまま自分の生きる糧にしている気もするけど。

それに払う労力は、家にずっと引きこもってるっぽい状況だとか。
ツアーから帰ってきたら、家に帰りたい。外に出たくない。という発言からも窺い知れるような気がする。

・・・ホントの姿ってなんなんだろう。

その時々に、オイラが見ることができる姿は、その時そのときで、確かに「仕事」をしている上での「ホントの姿」なんだろうと思える。

でも、彼自身の姿は?
誰のためでもなく、自分自身の本当の望みは?

・・・・・・。

なんて、結局、彼自身の望みは「嵐で居ること」で。
居心地のいい場所が、変わらずずっと傍に在ることで。

それ以上でも、それ以下でもないんだろうな。

そんな気もするな。

彼の強さも、優しさも、狡猾さも、欲望も、存在理由も。
結局は、今の居心地のよさを意地するため。
大事な人たちを護るため。
そして、引いては、自分自身が普通に喜びを感じられるために。
今、そのときの幸せをひとつひとつ確認できるためにあるんだろうな。

だから、先のことは考えない。
目標は立てない。

ゴールしたことでの、一瞬の達成感よりも。
その後に生まれる寂しさを厭う。

達成感のあとに、寂しさがあることを知っているから。
ゴールを切ることを目標として掲げない。

目標を設定するということは、そこに向かっていくということで。
目標を達成するということは、その目標が大きければ大きいほど、巨大な寂しさを生むということで。

だから未来予想図は、遺言なのかな。

一生懸命、目標を達した後の、こうして俺は生きたという証。
そうして、一生懸命生きた分だけ、後に残るのは死にたくなるくらいの寂寥感。

何をどう望むことが、彼にとって幸せなのかわかんないなぁ。

彼が見せている彼自身をそのまま受け入れて、ただひたすらに応援することだけなのか。

・・・無理だな(爆)

ひとつひとつの事象に対して、彼自身が何を望んでいるか、とか。
どうして欲しいのか、とか。
年を取るごとに、判んなくなってきたなぁ。

何がよくて、何がダメなのか。
どうしていきたいのか。

大人になった分だけ、明示することもなくなったし。
それだけ、絶望や諦めを覚えたってことなのかもしれないけど。

やって欲しいこと、見たいことはたくさんあるけど。
それは結局、自分の欲望を押し付けるだけにすぎないもんな。

・・・まあ、そんなん本人の本意なんて知れるわけがないんだけど。

「見せたいもの」とか「やりたいもの」とか。
なんか、どんどん見えにくくなっているし。
頑張って、完璧なアイドルになっていこうとしてるし。

それがちょっと、つまんない。

単純に、大人になっていってるだけなんだろうけどね。

たまに、けっ、って思ったりもするのです。ええ。
勝手な主観ですけどねん。

んー。
一体、なんでオイラは、彼が好きなんだろうなぁ。

顔が好み、スタイルが好み、ってのはおいといてな(笑)

別に、演技してるところも、そこまで興味ないし。
アイドルやってることろも、同じくだし。
歌ってたり作ったりする音楽も、そこまで熱心に思わない。

結局、彼が生み出すものとか。
アプローチの仕方だとか、考え方だとか。
コンサートやなんかで、思わず出てしまう本人の計算外な部分。
本当に、自分が幸せになるためだけのためにやってる姿。

そこのおもしろさなんだよなぁ。

・・・たぶん。

うーん。

なんかもう、オイラどうしよう。
こんな分析始めちゃったら、いよいよ終わりな気がするorz

幸せになれないよ。
このまま行っても、たぶん。

はーあ。

やだやだ。

きっついなぁ。


...



 

 

 

 

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