Web Masterの日記




2025年12月16日(火)

先日、毎年恒例となっている今年の漢字が発表された。
今年は「米」や「高」かと予想していたが、まさかの「熊」とは。
「高」は高市政権誕生や物価高、「米」は備蓄米放出や米との関税交渉など
世相を反映していたと思うのだが…。

熊が居ない地域なので、熊が直接的または間接的に何か影響したかと言われれば、
新聞やニュースなどの報道以外ゼロなので、まさか今年の漢字に選ばれるとは
まったく思っていなかった。
熊出没地点まとめを見ると、関東の東側(23区や横浜含む)や愛知、大阪、
中国四国、九州では、ほぼ熊出没なしなので地域差が大きい。
千葉県は本州で唯一、熊の生息していない県だし、沖縄にも熊はいない。

ところで、「熊」という動物は日常で目にするほぼ全て、漢字ではなく
「クマ」とカタカナで表記されている。
テレビや新聞、ウェブで目にしているはずのクマ関連ニュースも
「熊」はなく「クマ」と書かれているはず。
記者ハンドブックや用事用語辞典、NHK編新用字用語辞典では
動植物名の書き方をルールで定めているからだ。
動植物の表記ルールは原則としてカタカナで書くというのがルールである。
科学・医学記事や動植物の生態や保護などに関する記事では
表内字で書ける動植物名もカタカナとするとされている。
なので熊はクマ、猫はネコなどと表記することになっている。
イルカを決して海豚とも鯆とも書かないし、白鳥だってハクチョウと表記されている。
犬という漢字は日常的だが、新聞等はイヌと表記するようになっている。
各媒体でも様々なルールがあるが「学術的な書き方をする」という扱いで、
ほとんどがカタカナ表記にしているのだと思われる。
なので報道でも「熊」という字をほとんど見ていないはず。
それでも今年の漢字は「熊」になった…。不思議だ。

来年は「輪」になる2026年になればいいと思っている。
冬季五輪にWBC、北中米ワールドカップが開催される年。
スポーツ界で日本中が一丸「輪」となってほしい。
政界においても、官民一体となって「輪」となって希望の持てる
明るい日本になるように。
未来に向けて瀬戸際に立たされる、試される年になるんじゃないかと思う。

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