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2025年01月08日(水)
どうやら石破政権は国民民主党を捨てて日本維新の会と組むようだ。 自民・公明・維新で過半数獲得、これで国会運営が楽になる。 来年度予算も通せる…って感じになっているんだろう。
日本維新の会・前原誠司代表を味方にするエサは「教育無償化」の実現だ。 この方が国民民主党の「103万円の壁打破」「178万円まで引き上げ」よりは 全然安くつくし、財務省も税をいじらなくていいので賛成する。 あとは教育無償化実現のための予算をどこから持って来るかだけど。
こう考えると国民民主党の玉木雄一郎代表は完全にハシゴを外された感も。 現状では103万円の壁は上限123万で落ち着きそうだ。 だけど、これではたいした減税効果はないし国民の手取りが増えるとは言えない。 完全に骨抜きにされてしまった。 ここからが玉木・国民民主党の政治力が試される。 だが、与党からは「たかだが28議席の政党が偉そうにするな」という 批判が出ている。こんな言葉が出ること自体、ほんと日本の政治は腐っている。
それにしても前原誠司という政治家はおかしな動きをする。 小池百合子の希望の党と合流して民進党(旧・民主党)を潰した。 希望の党に残った議員が「国民民主党」を作ったが、前原は 「教育無償化を実現する会」をつくって国民民主から離脱。 その後「日本維新の会」に合流して維新の会の代表に。 もっと前、小泉政権の時は民主党の代表だったが、 党首討論などで小泉純一郎に一蹴され、小物感満載だった。 それにしても、政治家としての信念がどこにあるのか分からない。 ほんとフラフラしている政治家だ。 まぁ現状、前原氏「国民民主の103万円の壁の政策の実現にも協力する」 とは言っているが果たして本音だろうか? 3月の予算成立時には賛成して裏切るに違いない。 だけど、それでいいのかね? 「103万円の壁」を骨抜きにした政党として、日本維新の会は 来年の参議院選挙で大負けするぞ。 大阪万博も入場者が少なくて赤字になるだろうし。
そうなると「前原誠司の行く政党は必ず潰れるの法則」が実現する。 民進党しかり、希望の党しかり、そして維新の会も? 実は石破首相と前原は「鉄道オタク」で親しい間柄。 石破首相としては、よくぞ前原が維新の代表になってくれた…と 喜んでいることだろう。
一方、影が薄くなった野党第一党の立憲民主党。 「政策活動費の廃止」は何とか実現したようだが、国民にはあまり刺さっていない。 政倫審も成果をあげることなく終わりそうだし。 立憲は「政治とカネ」にこだわっているが、今、国民が一番望んでいるのは 「経済」じゃないのかね。 なんで、その辺のことが疎いのか不思議で仕方ない。 だから話題はすべて国民民主党に持っていかれるんだよ。 野党第一党なんだから、国民民主党を後押しするような行動を起こしてほしい。 さてさて、2025年の政治の世界、どう動くのやら…。 まぁ、期待はしていないけど。
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