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2021年08月27日(金)
先日のパラリンピック開会式、緊急事態宣言中なので店が20時閉店のため 普通に最初から家で観ることができたけど予想外に良かった。 オリンピック開会式と違い、エンターテイメントとして充分に成り立っていた。 テーマは「We have a wing (わたしたちには翼がある)」 パラ空港の人々が織りなす様々な物語。 演出担当は劇作家&演出家のウォーリー木下氏。 正直、まったく知らない人だったが、いかにも劇作家が作るステージ、 楽しい演劇を観るような感じだったな。
いきなり、満面の笑顔のはるな愛から始まったので度肝を抜かされた。 まぁ、はるな愛は多様性の象徴なのかもしれないね。 そして圧巻だったのはラスト。 片翼の小さな飛行機がみんなに勇気をもらって飛び立つ。 この「片翼の小さな飛行機」を演じたのは13歳の和合由依(わごうゆい)。 この子、すごい表情をする。 オーディションで選ばれたが、今まで演技経験はないらしい。 シロウトだから生まれる素直な表情なのかもしれない。 そして、この小さな飛行機に勇気を与えるのは電飾でいっぱいのデコトラ。 デコトラって日本の文化かもしれないね。 そして、新宿二丁目のドラァグ・クィーンのような異形の者たちが乗り込んでいて、 荷台をオープンにすると布袋寅泰と障がい者の方によるロック演奏が始まる。 誰かがTwitterで、この片翼の飛行機とドラァグ・クィーンの共演を 「スタジオジブリ×新宿二丁目」と評していたが、 なるほどとうなづいてしまった。 少し前の東京五輪の演出家は「カオス」「多様性」を表現したくて 「江戸大工&火消し×タップダンス」「歌舞伎×ジャズピアノ」を 考えてやってみたらしいが、正直うまく噛み合っていなかった。 そして、ちょっと考えれば誰でも思いつきそうな発想だったし。 ところが今回のパラリンピック開会式では「スタジオジブリ×新宿二丁目」 この組み合わせって、まず思いつかないよね。 完全に真逆なもの、水と油みたいな感じ。 だけど底流に「純粋なるもの」や「哀しみ」が流れている。 東京オリンピック開会式の演出家に見せつけてやりたい。 これが「カオス」であり「多様性」なんだよって。 低予算でも知恵を搾れば良いものができるって。 思っていた以上にパラリンピックの開会式は楽しかった。
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