Web Masterの日記



ハレクラニ

2018年03月28日(水)

ハワイの老舗ホテルが日本に相次いでオープンする。
まずはオアフ島の高級住宅街に建つカハラホテルが2020年の夏に横浜に。
そしてオアフ島で老舗最高級ホテルのハレクラニが沖縄に進出するという。
ハワイ好きの人はビックリだ。

ハワイに何度か行っているがカハラ地区へは行ったことがないので
カハラホテルがどんなホテルかはガイドブックでの知識しかないが
高級ホテルだというイメージだ。
それよりも高級なハレクラニ。
ワイキキビーチに面して建つ由緒あるホテルで、
ハワイ語で「天国にふさわしい館」というその名前は誇張ではなく、
周囲にあるホテルとは違う独特の高級感を漂わせている。
開業は1907年、築き上げてきた歴史の重み、ラグジュアリーホテルとしての
地位の高さはオアフ島にあってトップクラスだろう。
その昔、オアフ島で結婚式を挙げた後、このハレクラニの中にある
オーキッズというレストランに移動して、みんなで食事をした。
ワイキキビーチを望む素晴らしいロケーションだったのを覚えている。
そのハレクラニが沖縄に進出するというので、どうしたって期待が高まる。
だが、実はハレクラニの事業主体は日本の三井不動産ということを
知っている人は少ない。
ハレクラニを運営している会社「ハレクラニ・コーポレーション」が
三井不動産が100%出資する子会社なのだ。
ちなみにハレクラニ・コーポレーションは他にワイキキパークホテルも運営している。
このハレクラニ・コーポレーションの設立は1980年。
なので三井不動産は30年以上にわたってハレクラニの運営に携わっていることになる。
ちなみに三井不動産は、香港に拠点を置く高級ホテルの
マンダリン・オリエンタルも2005年に日本に誘致している。

沖縄のハレクラニはどんなホテルになるのか?
沖縄の琉球新報によると建設場所は沖縄本島中部の恩納村で、
オープンは2019年の夏頃を予定し客室数は360室。
ホテルの敷地に面した1.7キロの長い海岸線を生かすような形で建物を建て、
客室のすべてが海に面しているそうだ。
この全室オーシャンビューが最大のウリになると思われるが、
小さな宿泊施設ならいざ知らず、360室規模で全ての部屋から海を望めるという
リゾートホテルは世界中でも、それほど多くはないだろう。

現在、沖縄にある最も高級なホテルといえば、
名護にあるザ・リッツ・カールトン沖縄かと思う。
恩納村と名護市は隣り合う自治体で、ハレクラニの建設予定地は
リッツ沖縄と直線距離でわずか1.7キロしか離れていない。
両ホテルが地理的、客層的にライバル関係となるのは必至だ。
また、ハレクラニ沖縄の建設予定地から直線で2キロの場所には
ザ・ブセナテラスという沖縄で屈指の大型高級リゾートがある。
今も恩納地区は高級リゾートホテルが建ち並んでいるが
今後もこの近辺がハレクラニ沖縄の開業によって、
一気に高級リゾート激戦区が加速するのは間違いなさそうだな。

だが、高級ホテルの運営に関して三井不動産には強みがある。
それは、帝国ホテルとの関係だ。
三井不動産は帝国ホテルの株を33.2%所有する筆頭株主で、
そのことを背景に、帝国ホテルとハワイのハレクラニは業務提携している。
帝国ホテルではハレクラニの宿泊予約を受け付けているほか、
ハレクラニの飲食を提供する「ハレクラニフェア」を定期的に開催するなど
その関係はとても深いものがある。
日本とハワイの最高級ホテル同士の提携は大きな強みのはずだから
沖縄でハレクラニを開業するにあたり、三井不動産が帝国ホテルとの提携関係を
何らかの形で活用するのは間違いないだろうね。

日本政府の予想を上回る形で推移している訪日客の増加が、
こうした海外の高級ホテルの相次ぐ進出に影響しているのは間違いない。
東京五輪が開催される2020年までは、その風は続くだろう。
しかし五輪が終わった後も維持していけるのか?
はたまた数字を伸ばしていけるのか?
せっかくできた高級ホテルが訪日客の減少によって過当競争で倒れてしまわないか?
様々な懸念は残ってしまう。
なので国を挙げた観光施策がより重要になってきそうだ。

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