Web Masterの日記



生前退位

2017年01月11日(水)

今日の朝刊各紙の一面は2019年の元日から新元号に変わるかもという記事。
以前から天皇陛下の生前退位に関して有識者の意見は分かれている。
正直、これは本当に難しい問題である。
当然だが常日頃、陛下が御公務にどのような姿勢で臨まれているかが
分かっているだけに、この御希望が単にキツイとか辛い、面倒などと
言うことじゃない事ははっきりしている。
以前、会見で仰られたように、行事などで間違うことがあるということで、
今後、さらに年齢を重ねて行けば、その失敗が増える可能性があり、
そうなるよりも前に若い世代に譲り、天皇としての仕事を
きちんとこなせる者が天皇であるべきだというお考えなのだろう。

確かに、ご高齢の陛下が年間数百にも上る御公務や
行事をこなされて行くのはあまりに過酷。
もっといい加減な性格であられれば適当に手を抜かれたりもするのだろうが、
全ての行事を同じように大切に真面目にこなされているのだから仕方ないだろう。

本心としては、陛下の御意向に沿うべきだと思う。
だが、生前退位という規定が皇室典範に無い以上、
もし陛下の御意向に沿って生前退位の規定を作るとしたら、
それは天皇が政治に関与したということになりかねない。
また逆に、政権が一方的にと生前退位の規定を作るのも
天皇の政治利用として批判が出かねないので本当に難かしい問題である。
とは言え、真剣に議論を深めるべき課題であるのは言うまでもないと思うよ。
退位規定というのは難かしい。誰が決めるか?それだけでも大問題だ。

もし退位規定を設けるとしたら以前、秋篠宮殿下が会見で仰られたような
「天皇の定年」を設定するのが一番良いのかもしれない。
例えば年齢が80歳、あるいは85歳の誕生日もしくは、なったあと最初の大晦日まで、
というような規定を設けること。
これくらいしか政治利用や関与を無くす方法はない気もするのだが…。
まぁ、簡単に決められる話じゃない。
だが、すでに官邸は動き出しているし、どちらにしても法を変えるのだから
国会でも真剣な議論が行われることになるだろう。
それまでにやるべき事は安倍内閣として各官庁などに対し、
陛下に対する御公務の要求を半減させるよう指示を出す。
陛下は要請があれば全てをお受けになるだろうし、
宮内庁も各官庁からの出向者の集まりだから、出身官庁の要請を
最大限受け入れたいだろうから。
である以上、政権からの指示を出すしかない。
無論、現実問題で半減できるかは難かしいだろうが、可能な限りは
陛下にお願いしている御公務を皇太子殿下や秋篠宮殿下などに
お任せできる部分はそうすべきだと思うのだが。

個人的には今上陛下が現在83歳であられるので、
2年後の85歳の天皇誕生日を持ってご退位され、その後の天皇も85歳の
誕生日で定年というように変えるのが良いと思うけど。

生前退位も問題なのだが、もし天皇が代替わりをした場合、
事実上、皇位継承権を持つのは秋篠宮殿下と悠仁親王のお二人だけになってしまう。
かつて小泉内閣当時、盛んに行われた女系天皇を含む
天皇後継問題を真剣に議論すべきだ。
女系天皇を認めるのか?それとも旧皇族の中で外国の血が入ってないとか、
犯罪者が出ていないなどの条件を見たす旧宮家をいくつか復帰させるなどを
そろそろ真剣に考えるべきだろう。
あと元号に関しても元号法によって天皇が代わった場合は変わるとなっている。
改元は国民の幸福を祈っての祝い、あるいは厄災を払うということが目的であり、
最大の厄災である天皇の崩御ということで改元をするのだから、
この規定は変えなくても良いと思う。
天皇を失うという悲しみに対する改元もあるだろうが、
一方では新たな天皇を迎えるというお祝いの意味もあるからね。
なので新たな天皇が誕生した場合には改元するのは良いことだと思うよ。
それが新聞記事に出ていた2019年の1月1日でいいんじゃないのかな。

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