|
2012年07月19日(木)
極端な投高打低は今年も変わっていないようなので、 今更ながら昨シーズンよりプロ野球で導入された統一球について。
あまりにも打撃成績が落ち込んでいるのでシーズン開始当初に 選手会から検証要求が出たりしたっけ。 自分は当初、統一球導入には賛成だった。 理由は、大味な試合が多くなり、打率3割以上が10人以上出たり、 打撃に関する記録ばかり目立っていたこと。 飛ぶボールを使用していたことで、投手受難の時代になっていたのは事実だ。
個人的には自分のチームは大味な打撃戦の方が面白いが、 プロ野球は1点を争う投手戦の方が好きである。 テンポも速くなるし、試合も早く終わるし。 国際化に合わせるという理由と、主催チームによって使用球が違うのは不公平、 全ての球場で統一する意味で、自分は統一球賛成派だった。 しかし、いざ蓋を開けてみると予想をはるかに超える結果。 投手戦が増えたというよりは貧打戦が増えた。 両リーグで防御率1点台の投手が続出し、昨年のセリーグのシーズン中、 3割打者が1人だけという異常な時期もあった。 今年も前半戦を終え、セリーグの3割打者って ジャイアンツの阿部と坂本の2人だけ…。 だけど昨年のライオンズの中村のように、ホームランを 40本以上打った選手はいたし、統一球によって台頭した打者もいた。 技術を上げれば、今はともかく数年後に統一球なんて関係ない打者も 増えてくると思う。
ただし、プロ野球はショービジネスでもある。 興行面という点においては、統一球を導入したことにより マイナスに働いてしまったようだ。 今シーズンはすでに甲子園の阪神戦ですら空席が目立っているが、 単に不況だの環境だのに影響したものではない。 それと国際試合に対応する為に導入したという大義名分になっているが、 五輪種目から外されて、今や国際試合といったらWBCくらい。 そのWBCも今後は4年に1度で日本は現在の段階でも次回は参加を保留中。 そもそも、野球って国際スポーツではないのかもしれない。
安易に改革を繰り返すのは良くないが、選手会側から 検証を求められるとなると話は別。 野手だけでなく投手からも異論が出ているのが本当だとしたら、 やはり検証する必要があるかと思う。 統一球によって成績を落とした投手もいるしね。ライオンズの涌井とか。 統一球導入以前は自分の実力を過大評価してメジャー移籍した結果、 アメリカで通用しない日本人野手が続出したけど、今度は統一球導入によって、 自分を過大評価してメジャー移籍して、厳しい現実を味わう日本人投手が増える… なんてこともあるかもしれない。
まぁ、だけど個人的にはWBCが開催される来年までは 統一球で様子を見るべきだと思う。 もちろん日本が2大会連続優勝のディフェンディングチャンピオンとして 第3回のWBCに出場するならだけど。 プロ野球の使用球を見直すのは、それからでも遅くはない。
|
|
|