Web Masterの日記



竜巻

2012年05月09日(水)

ゴールデンウィークの最終日に茨城県つくば市などで大規模な竜巻が発生し、
多くの家屋が倒壊した天災。死者は1名だが負傷者は多数が出た。
いまだに、この天災に関する報道が毎日テレビで流れているが、
これまで日本では、あまり発生してこなかった竜巻災害に対する
備えの脆さが浮き彫りになってきているようだ。
  
日本国内でも竜巻の被害って増えているらしい。
もっとも今回の竜巻被害は過去最大級だろうけど。
今回の竜巻災害で特徴的なのは、携帯電話と思しきもので撮った動画など、
被災地域の住民の数人が撮影してネットにアップしている。
それを見る限りでも、その破壊力の大きさが客観的にだが分かる。
そんな動画を見ていて思ったのは、日本の家屋および電柱などのインフラは、
竜巻による被害をあまり考慮に入れずに作られていて非常に脆いということ。

日本の家屋の多くは、風通しや採光を考えて窓面が大きいうえ、
家の中を風が吹き抜けるよう設計されているものが多いため、
竜巻の突風でガラスが割れたあと家の中を突風が吹き荒れ、
家具や家財がグチャグチャに散乱しやすい。
さらに日本の電柱というか電線は地下埋設されることが少なく、
電柱を立てて各家庭に引き込まれており、狭い路地でも電柱が立っているため
竜巻などで電柱が折れた場合、簡単に停電してしまい、
鉄筋コンクリート製の電柱が家に向かって倒れ掛かって家がつぶされることもある。
まぁ、アメリカほど竜巻災害が頻発していないため、
竜巻予報の技術もまだ未発達で、ひとたび竜巻が発生すれば日本全国、
どこの地域であろうとも大きな被害が出るような気がする。

一昔前、日本での竜巻の発生の多くは海上で起こり、陸上に被害を及ぼすことは
本当にマレだったのに、ここ数年はなんだか被害が頻発していて、
しかも発生の間隔がドンドン詰まってきているように思える。
竜巻の頻発もゲリラ豪雨のように温暖化の影響の表れであるような気もしてしまう。
まぁ、今のところ明確な因果関係は証明されていないが。
しかし、地震だけでなく今後、竜巻も増えていくようになるとヤバイよね。
特に木造一軒家の火災保険って竜巻の補償ってないんじゃないかな。

これから数十年後の日本はアメリカの住宅のように、カギのかかる地下室を
竜巻用のシェルターとして完備するよう建築基準法が改正されたりして。
窓の面積や配置、ガラスも例え割れたとしても飛び散らず、
破片でケガしないような素材を作るべきだろう。
台風災害でもそうだが、風で飛ばされると危ない瓦屋根からトタン鋼板屋根への
転換を図っていくべきなんじゃないかな。
まぁ、どんなに家屋を強化しても、竜巻を完全に防御できる家なんてものは無理だ。
コスト的にもかさむし、竜巻にビクともしない家ってのは、もはや家というより
トーチカというか要塞と言った方がいいシロモノだろうね。
鉄筋コンクリート造の団地のバルコニーと窓ガラスの被害や
鋼鉄製の太い支柱をへし折る竜巻の威力を考えると、
戦車砲ぶち込んでもビクともしない厚さのコンクリート壁に、
ライフル弾ぐらいは軽く跳ね返す鋼鉄製の雨戸を備えた、まさに要塞のような家なら
竜巻も怖くないのかもしれないけど、建設するのにいったい、いくらかかるやら!?
妥当な線としては、ある程度損壊しても、そこに住んでいる人間の命だけは
守れる住宅ってのを今後は作る必要があるのかもね。

それにしても、地震に津波に竜巻に洪水、地滑り…なんでもござれだな、日本は。
地震にせよ津波にせよ竜巻にせよ、自然災害の前で人間の無力さを感じてしまう。
冷静に考えると日本って、水資源が豊富なこと以外、
とんでもなく暮らしづらい国なのかもしれないね…。

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