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2012年03月19日(月)
衆議院では、消費税増税が俎上に乗ろうとしている。 一方で野党各党は「マニフェスト違反」として、民意に問うべきと 解散に持ち込もうとしているものの、今一つ本格的な動きに出ていない。 これは、よく考えると…「今、解散しても誰も喜ばない」からだろう。
各党の思惑というか本音は「今は解散しない。もう少し様子を見るし、 東日本大震災の復興もあるので場合によっては4年間全うさせてもいい」 という感じになっているのかもしれない。 具体的な主要各党の思惑はおおむね次の通りじゃないかな。
●民主党 ・今、選挙をやったら確実に過半数割れするというシミュレーションができている。 ・しかも、小沢グループが一気に離党し、政党助成金が大幅に削減され、 政党運営が困難となる。 ・小沢グループのみならず、多くの議員が他の政党(特に維新の会)に 鞍替えしかねない。 ・そもそもマニフェストが書けない(党の方針が一本化ができない。 特に消費税増税について) ・消費税増税について、連立を組んでいる国民新党とタッグを組めない。
●自民党 ・今、選挙をやっても公約に消費税増税を乗せざるを得ない (前回の公約もこれだったため)ため、いまいち民主党との違いを 打ち出せない。 ・決して国民世論が自民党待望論になっていないため、選挙したところで 過半数取れるかどうか極めて微妙な状態。 ・党内で小泉純一郎のようなカリスマ性を持ったリーダーがいない。 ・原発について選挙でどういう公約にするべきかまとまらない (東電は自民党のスポンサーなので、むげにできない) ・消費税増税については公明党とタッグを組めないので (公明党は断固反対なため)今までのような選挙協力が得られない。 ・今、政権を奪還しても、震災復興がメインなので、かつてのような 旨味のある利権絡みの仕事が得られない。 ・年金問題がそのまま戻ってきてしまう(天に唾している状態だから)
●公明党 ・消費税増税の公約だけは学会員に受け入れてもらえないため、 このままでは自民党とは組むことができない。 ・学会員とて庶民なので、政治不信に嫌気を感じているため 組織力が低迷し始めている。
●みんなの党 ・まだ充分に組織が固まっていない。 ・維新の会とタッグを組む予定だが、政策合意ができていない。 ・キャスティングボートを握る存在であるが、 自民、民主どっち方面に進むべきかという方向性が固まっていない。
●維新の会 ・全く候補者調整ができていない。 ・地域組織が皆無で実働部隊がいない。 ・政策の具体的裏付けがない(民主党マニフェストの二の舞になるリスクがある) ・閣僚候補がいない。特に首相候補が不在。(橋下市長は鞍替えしない限り、 憲法上総理には絶対になれない)
おおざっぱだが、各政党とも様々な思惑があるため、今すぐに解散して 選挙しようっていうことに踏み切れないんじゃないかな。 したがって、しばらくはこうした思惑が見えないようにするため、 永田町では「解散する、しない」というライアーゲームが続けられるだろう。 あ〜やだやだ。
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