Web Masterの日記



頑張れジャイアンツ

2010年10月22日(金)

ペナント終盤の失速からクライマックスシリーズに至る、このジャイアンツの姿。
阪神に対してはよく頑張ったと思うが…(-o-;)
天国で見ているキムタクの表情は恐らく悲しみに包まれているに違いない。
もし生きていれば、この様な状況下でもきっと彼は周りに笑顔で
「まだまだこれからや!なに暗い顔してるんだ」と言ったと思うよ。
引退をする選手とは思えないほどの昨年の活躍。
ここ一番、或いは土壇場での精神的支柱だった。
勢いに乗れば調子よく行くがダメになるとズルズル行ってしまう
精神的に若干弱いのが特徴のジャイアンツに於いて、
彼の存在はプレーだけでなく、相当に貴重だったんだと、今この事態に思った。
キムタクが亡くなった頃からしばらく、まるでキムタクが乗り移ったかの様な
奇跡的なシーンがジャイアンツの驀進を支えていた。
その象徴的でもある谷のホームランには涙を抑えることが出来なかった。
なぜ、今こそ谷を出すべきじゃなかったのか?と思う。

時が経ち、いつの間にか忘れることはできないと思うが、
その悲しみと無念さからくる選手の血潮が薄れてきたのではないだろうか。
そんな気がしてならない。
でなければ、今の状態は持っているポテンシャルからして説明がつかない。

思い出したのは今は亡き広島の津田投手のことだ。
津田が倒れた年、広島は津田の分まで頑張るとその言葉通り優勝した。
そして彼が亡くなって出来た「津田プレート」
投手はそのプレートに手を添えてからマウンドに立つことは
広島ファンじやなくても知っていると思う。
球場が移転した今なお、そこにある偉大なるプレートだ。
ジャイアンツにも「キムタクプレート」とまでいかなくても、
今こそ何かそういった他の何かに頼れるモノが欲しかった。
情けなさ過ぎて、もはや神がかり的なことに頼るしか無理と思ったよ。

先発がどうとか、クリーンナップが打てないとか打順がどうとか、もはや関係ない。
短期決戦では水モノ打線より投手力が重視されるのは当然としても、
それら全て関係ないと思う。
要は背中に拳銃をつきつけられ、足元には爆弾があり、
周りに機関銃を持った戦士がいる中で、高性能なマシンガンを持って
「いやーもう少し精度があれば」とか思っても全く無意味なのと同じ状況だからだ。
そんな時に頼れるのは「生きたい!生き抜きたい!」と想う力が
どれほど強いかだけだ。技術云々なんて関係ない。
相手も必死だ。しかし、それを上回る鬼の形相で仮に相手がヒグマであっても、
そして仮に倒されても、何かひとつえぐり取る気迫と覚悟が
あるかどうかだと思うぞ。

坂本の穴を埋めて頑張ると言った気概を持った選手が少ない。
代役の脇谷ぐらいだろう。
もっと若手でも誰でもいてほしかった。
逆に今がチャンスじゃなかったのか?
理由はどうあれ、この大事な場面で姿を消した坂本に代わって
ヒーローになれるチャンスだったのだ。

それにしても中日の選手は見事だと思うよ。
勝利インタビューにしても顔の表情が素晴らしい。
何が素晴らしいかと言えばその瞳には「油断」といったモノが一片も見えないこと。
謙虚に今やるべき事をやり通すだけだと、自分に負けない事だけを考えて
必死に戦場で対峙している。そんな心の強さを見てとれた。

昨年の屈辱を落合監督は必ず晴らすと言ったが、まさしく現実となった。
現役時代から全盛期時代に関しても、ほぼ有言実行してきた。
何事にも妥協しないその姿勢が選手にも乗り移っているかの様だ。
勝利した時の選手を迎える握手時も二コリともしない。
徹底したその姿勢は様々なところで物議を醸しているし、
本来、雄弁な落合監督なので本当はそんな姿をもっと見てみたいのだが、
日本シリーズに勝った時には、また違った姿を間違いなく見せると思う。

原監督が徳俵に足がかかった状態と言った様だ。
なんとか今日は一矢報いたが、正直明日あっさり決まりそうな気がしてならない。
良い意味で期待を裏切った素晴らしい試合をジャイアンツには期待したい。
このままで終わっては明日がない。
仮に結果、敗れたとしても明日のある戦いをしてほしいと切に願う。
そして、それが本当の意味での「伝統」だと思う。

キムタクの分まで頑張れジャイアンツ!

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