Web Masterの日記



あれから65年

2010年08月06日(金)

今年も暑い夏に広島原爆忌の日がやってきた。
あの夏、8時15分になるその時まで人々は普通の暮らしを続け、
街角では猫が涼を求めていただろうし、セミはうるさいほど鳴き続けていただろう。
一瞬の光と爆風が人々の普通の暮らしを奪い、生きるもの全ての命を奪い去った。
たった一発の原爆で。
広島の街は2度と復興する事もないと言われるほどまで破壊され尽くした。

あれから65年。この後、戦争で使用された原爆は長崎に落ちた1発だけだが、
世界には核実験の被爆者が多数存在している。
核廃絶の望みの中、核弾頭削減は行われても核は不拡散と言う
世界の希望とは逆行し、確実に核保有国が増加しているのが現状である。

核廃絶をオバマ大統領が口にした。
潘基文国連事務総長は長崎を訪問し、核廃絶、非合法化へ進むことを宣言し、
今年の広島には潘基文事務総長のほか、アメリカのルース駐日大使を始め
イギリスやフランスなど核保有国からも参加した。
だが、核廃絶は夢のまた夢。
核兵器が無くなるためには核兵器など比較にならない
新たな強力な兵器が誕生するか、世界中から戦争や紛争が無くなる…
それ以外に無いだろう。

大国は支配力としての核を手放さない。
北朝鮮やイランなどのように大国と伍していく事を目指す国は
自衛のためという大義名分の下、核を保有しようとする。
そしてテロリストも核を求め続ける。

だが、それでも核廃絶、世界平和、核不拡散の声を日本は上げ続けなければならない。
世界唯一の戦争被爆国として、その体験を風化させず訴え続けなければならない。
65年経って、多くの被爆者が亡くなり、実体験を語れる人が減ってきている。
その言葉を、体験者の言葉を、訴える力を記録し、保存し、
世界に向け発信し続けるべきだ。
深く静かな祈りの中、広島は原爆忌を迎えた。

 < 過去  INDEX  未来 >


Web Master