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2010年04月13日(火)
東陽町にある24時間営業の西友。 弁当コーナーに話題の298円弁当が置いてある。 1度だけ買って食べたけど、食べ応えがありコストパフォーマンスは高い。 仕事帰りの遅い時間に寄ったりすると、この298円弁当が なんと80円引きで売っていることもある。218円の弁当ということだ。 この西友の298円弁当と同じ価格帯にあるのが、最近の牛丼価格らしい。 らしい…というのは、自分は牛丼はほとんど食べないので 今、いくらで販売されているのかよく知らないから。 牛丼大手3社の熾烈な値下げ競争が起こっているのもニュースで知った。
年末に、すき家と松屋が牛丼並み盛をすき家280円と松屋320円に値下げしたが、 吉野家は追従することなく380円を堅持していたら、 3月期で客が2割以上も離れ、ついに大きく赤字を出してしまったらしい。 それで対抗するために今日まで期間限定で270円を打ち出したところ、 ライバル2社は250円で跳ね返してきたという。 消費者とすれば安くなるのは大いに結構なことだろうが、 牛丼の値下げ合戦はお互いの体力を消耗するだけじゃないのかな? 昼飯に安い牛丼を食べている日本人の姿は哀れで、 長引く不況にあえぐ日本の現実が投影されているとニュースで話していた。
日本マクドナルドの原田社長の前職はアップルコンピュータの社長で、 外食産業経験はなかったが、それでも業績を回復させたのは マーケティングのプロだったからだ。 店の売り上げは客数×客単価で決まる。 売り上げを上げるセオリーは、当然だがまず客数を増やすことだ。 そのために100円マックを投入して客数を増やし、 セット販売の推奨で客単価を上げた。 要は客数を上げ、客単価を上げることを繰り返すことだろう。 さらにマクドナルドは木曜と金曜にはケータイクーポンを連発して客数を上げ、 クオーターパウンダーの投入で客単価を上げた。 さらに朝の無料コーヒーで客数を上げ、テキサスバーガーの投入で客単価を上げた。
こういう戦略もなく、ただ値下げ競争したのでは共倒れになるだけだ。 マクドナルドと牛丼チェーンの違いは、客の滞在時間の違いが大きい。 食べたらすぐに店を出る牛丼チェーンに対して、マクドナルドは ただ食事するだけではなく、そこで仕事をしたり 待ち合わせの時間つぶしにしたりで、喫茶店代わりにもなる。 ドリンクで客単価を上げることもできないので、マクドナルドの戦略が そのまま通用しないが、企業が生き残るには 変化に対応できるかどうかにかかっている。
すき家と松屋に攻められて吉野家は迷走しているような気がする。 4月13日 午後3時より全国の吉野家で特大盛と軽盛が発売された。 特大盛は期間限定で730円、ご飯が大盛&肉も大盛の2倍。 軽盛はレギュラーメニューとして300円で、ご飯も肉も少なめだが、 普通に考えてもオカシイ価格設定である。 なんせ並盛が270円だった日の午後3時から軽盛が300円って、誰も喰うわけない。 特大盛をすき家・松屋の特盛と単純に比較してもオカシイ。 すき家の特盛は、吉野家と同じご飯大盛の肉2倍で480円。 さらにメガ盛はご飯大盛の肉3倍で610円。 松屋の特盛は、並盛のご飯1.7倍の肉2倍で現在キャンペーン中で450円(通常は520円)
まとめると、ご飯・肉の量が全部同じとして、 吉野家(特大盛)730円 すき家(特盛)480円 松屋(特盛)520円(みそ汁付き)
吉野家、客をバカにしてるのか?と思われても仕方ないかも。 よほど味や接客や店舗の清潔さに自信があるのか? なんだか何を考えてるのか分からない価格設定だな。 牛丼の価格で勝負できないんじゃなくて、牛丼自体で勝負になっていない。 また株価が急落する予感も。 こんなんじゃ株主配当で金券ばらまいても、客も株主もどんどん離れていくな。
かつて紡績会社だったヒロボーは、現在はラジコン模型の ヘリコプターが本業になっている。 紡績では将来性がないため、エレクトロニクスの組み立て事業を 開始したことを機に、ラジコン模型の分野へ進出し、 ホビーから工業用までヘリコプターの分野では 確固たるポジションを築き上げてきた。 30年ほど前に紡績事業から撤退したが、ヒロボーの名前は残した。 1度倒産を経験している吉野家が生き残るには、あえて牛丼を捨てる覚悟で 業態転換することも必要になってくるかもしれない。 って、ひょっとしてもう手遅れ?
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