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2009年11月24日(火)
最近は子供が万引をしたことで保護者に通報すると、 保護者が「なんで万引する前に諭さない」とか 「万引しやすいところに置く方が悪い」さらには 「金払えばいいんだろう」など逆ギレして食ってかかってくる モンスターペアレンツが増えているそうだ。 警察も「親が万引を安易に考える風潮があり、 これが大きな犯罪の助長になりかねない」と懸念しているようだ。
このニュースを見て、なんか情けなくなったね。 子供が犯した罪は、まず親が責任を取り、そして親が子供に指導し諭すべきもの。 しかし、ごく一部だとは思うが、このニュースに出ているような親は、 完全に親として、やることを放棄しているとしか思えない。 これじゃあ、子供の責任を誰が取るのだろうか? 仮に被害者を恫喝してそれで終われば、それで万事解決になるのだろうか…。 そんなはずないってことは誰でも思うはず。 もし、これで許されれば子供なんて 「なーんだ、泥棒しても大丈夫なんだ」と思い、 次々に犯罪を重ねるだろうし、泥棒は一歩間違えると「強盗」に発展し、 強盗は一歩間違えると人を死傷させる「強盗致死傷」にまで発展しかねない。 もし子供が人を殺めてしまったら、それでも「盗まれる奴が悪い」とか 「命の金払えばいいんだろう」とでも言うのだろうか?
そもそも「万引」自体に対する社会の認識が甘いと思う。 「万引」という言葉を無くし「窃盗」と呼べば良い。 そして、窃盗は強盗や強盗致死傷に化けやすく、法律上も「事後強盗罪」など 窃盗から成長することを想定している。 強盗致傷で逮捕される事例の多くは、実は 「万引が見つかって殴って逃げた」などだ。 さらに万引が見つかったのでナイフで刺殺して逃げたなどという 痛ましい事件もあった。 強盗致死になると法廷では「死刑」か「無期懲役」のせめぎ合いになる。 つまり「安易な万引ゲーム」のつもりかもしれないが、 このゲームは一歩間違えると「死刑台」が待っているということだ。 たとえ18歳未満であったとしても、かなり長期の刑務所暮らし (人が死ねば、もはや少年院ではない)が待っているのだ。 また、それだけではなく、民事上の責任だって負わなければならない。 盗んだ物の賠償責任はもちろんのこと、人を怪我させたり死亡させた場合は、 多額の損害賠償が請求されるし、特に死亡させたら億単位になる。 当然、人を殺した時や故意に怪我させた時に支払われる保険なんかないので、 損害賠償は破産しても免責されないから一生涯、支払続けなければならないのだ。
こうしたことを、まずこうしたバカ親自身が自覚してほしいものだ。 バカ親の甘い一言が、やがて自分の子供を死刑台に送り、 そして一生かけても払いきれない程の多額の損害賠償の責任を負うことになる。 それを認識してほしいね。 「たかが万引」ではない。 「万引も立派な窃盗」 一生を台無しにする罪になるくらいに思った方が良いだろう。
そして、このことを社会全体で自覚することが大切だ。 世間が「万引くらい」と思った瞬間、日本は無法地帯になる。 なぜなら「自分の金を盗まれても仕方ない」と言っているのと同じなのだから。 最近、多くの店に「万引を発見したら警察に通報します」と書かれているが、 それで当然である。 自分の財布を盗まれたどう思うか考えてみたら言うまでもない。
とにかく「万引」は「窃盗」なのだ。 窃盗の子供をかばう親も共犯である。 このバカ親たちが言うところの「諭す」というのは、 警察に通報もせず、しっかりと説教もせず、もちろん反省させるということでもなく、 ただ単に「許せ」「無罪釈放しろ」ということだろうからね。 まぁ、こんなバカ親は極々一部であると信じたいけど…。 あと「モンスターペアレンツ」という言葉、 いつも思うのだが、こういう横文字をはじめとする言い方で 本当の意味がぼやけているのも問題だと思う。 モンスターペアレンツに対しても報道はちゃんと素直に 「キチガイ親」って言えばいいのにね。
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