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2009年08月06日(木)
今日、8月6日は広島に原爆が投下された日。 昭和20年8月6日 8時15分に原爆が落とされてから今年で64年目を迎えた。 自分は戦争を知らない世代であるが、やはり、この日が来ると 何だか不思議な気持ちになる。 今年はオバマ大統領の「核なき世界」発言で、 核廃絶への気運は盛り上がっている。 しかし、容易な話ではないことは言うまでもない。
オバマ発言も、謝罪したわけではなく、単に最大の核保有国として、 「核を使わせない、使わない、廃棄できる環境を作っていきたい」 そういう話…。 これまではアメリカとロシアを中心として、互いに「もし核を使った場合」 双方の国が崩壊するまで攻撃が続けられるという、 いわゆる「抑止力」として機能していたのだが、 現在はインド、パキスタンをはじめ、ほぼ確実に持っているイスラエル、 さらに北朝鮮や開発を続けるイランなど、 核は想いとは逆に世界中に拡散している。
何より恐ろしいのは、核が小型化していく中で、 アルカイダなどのテロリストが使用する可能性も高くなっていること。 テロリストに対しては、相互抑止力が発揮されることもない。 そのためにオバマ発言が行なわれたのだろうが…。
だが、人類が一度手に入れた強大な武器を簡単に手放すことなど、まずない。 核兵器が無くなる社会というのは、世界が完全に統一された時か、 崩壊してしまった時か、核兵器を無力化する強大な新たな武器が誕生した時、 それ以外はないだろうな、残念な話だが。
とは言え、そこに有る核、それを決して使わせない。 そういうメッセージをこれからも、唯一の被爆国として 強く発信し続けるべきだろう。 今年もまた総理は広島と長崎の両方の平和祈念式典に参加する。 小泉元総理が行なった事の中で、もしかしたらこの両方の式典参加が 当たり前に行なわれる今の状態を作ったのは特筆できることかもしれない。 ようやく今年は、鳩山民主党代表も出席するというし。 野党第1党の党首が参加しなかったこれまでが異常だけど。 まぁ、やっと本当に政権奪取が見えてきて参加するというのは、 遅きに失した感はあるけど、良いことだと思う。 これに関しては与党も野党も関係ないのだから。
しかし、そんな中で広島に原爆を落としたアメリカでは、 原爆投下は正当な行為だったと腹正しい話題も提供してくれた。 また、実際にエノラゲイから原爆を投下した張本人は 真珠湾のことを持ち出し、「日本から戦争を仕掛けてきたから 我々は原爆を投下したのだ!だから私は謝らない」 こう発言して原爆投下を正当化した。 これが戦勝国アメリカの戦争感なので仕方ないかもしれないが…。
被爆者の平均年齢も高くなり、年々減っている傾向にある。 だが、この歴史だけは風化させない為にも、世代を通じて語り継いでいく必要がある。 きちんと後世に伝え、そして世界に伝えていく努力を 国を挙げて行なうべきだと思う。
犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。
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