Web Masterの日記



何解散?空転する国会

2009年07月14日(火)

麻生首相になってから、ずっと先送りしてきた解散総選挙の日が決まった。
まぁ、今思えば、どのタイミングで解散していても、
ほとんど勝てる要素が無かったのかも。
小沢前民主党代表が裏金疑惑で辞任した時が唯一の好機だったのに
なぜ、スルーしたのか、いまだに不思議だ。
その間にも目に見えない国民の怒りが溜まっていたのに気付かなかったのかな?
だけど、今回の都議選で歴史的な大敗を喫したことで、
はっきりと民意が数字になって表れ、党内の反勢力に引きずり降ろされる前に
自ら解散を決めたのは首相として最後の意地なのかも。
まぁ、野党による内閣不信任案と問責決議案が提出されてからより、
ほんの少し早く決断したのだけは良かったのかな?
自分で解散しないまま不信任で解散なんてオチはカッコ悪すぎだし。

さて、今回の解散、もし名前を付けるとするなら何解散になるのか?
過去に有名なのは麻生首相の祖父でもある1953年・吉田首相の
「バカヤロー解散」や1966年・佐藤首相「黒い霧解散」
1976年・三木首相の「ロッキード解散」1990年・海部首相「消費税解散」
そして一番最近では2005年・小泉首相の「郵政解散」など
解散総選挙の時には必ず名前が付いていた。
笑っちゃうのは2000年・森首相の「神の国解散」(-o-;)

今回は良く言えば「背水の陣解散」
だけど実際は追い込まれて逃げ場が無くなっただけだから
普通に「追い込まれ解散」や「四面楚歌解散」とか「崖っぷち解散」とか。
まさか得意の「思いつき解散」ではないと思うけど…(^^;)
単純に「麻生降ろし封じ解散」だったり「いろいろ読み違え解散」ってのも。
自民党の議員からは「やけくそ解散」や「自爆解散」
さらには「集団自殺」「賞味期限切れ」なんてキツイ言葉も(-o-;)
どんな名前が付く解散になるのか、ある意味で楽しみだね。
だけど…解散まで、まだ日があるから、また考えがブレるなんてことは無いよね。
たぶん…ヾ(・ω・o) ォィォィ


ところで野党は死人に鞭を打つ形で衆院で内閣不信任案、
参院で首相問責決議案を同時に提出したみたいだ。
普通に考えれば当然なのだが、内閣不信任案&問責決議案を提出した以上は、
野党側は信頼できない麻生首相&麻生政権とは
議論することはできないと言う事で、これから解散までの審議を
全て拒否しなくてはならなくなる。
審議拒否=今、国会で審議しなくてはならない案は全て廃案ということ。
その中には、船舶検査特別措置法案があり、
北朝鮮に対する安保理決議を履行するために、
是非とも必要だと言われていた法案だが、解散総選挙後に次期内閣が誕生し、
そこが提出しない限りは日の目を見る事もなくなってしまう。

確かに野党側、特に民主党は都議選勝利の勢いに乗って、
一気に解散・総選挙に追い込みたいと言うのはよく分かる。
当然だが、それが政権に近づいた野党のやることだというのも分かる。
しかし、すでに麻生首相が21日にも解散し、来月30日の投開票を表明している。
それならば必要かつ大切な法案を、これから1週間の間に与野党で通して、
それから堂々と選挙で激突すべきなんじゃないのか?
と言うか、この時点での内閣不信任案提出というのが、
非常に政治的な思惑が見えて不快だ。
と言うのは…ポッポ鳩山の故人献金疑惑隠しなんじゃないのか?ということ。

野党が審議拒否することで国会が完全に空転する。
そんな中ではもう、国会で鳩山の故人献金、違法献金、
さらに北海道の地方政治家たちの一斉クリスマス献金疑惑などの追及が
一切、できなくなるということでもある。
本来、そのようなことを指摘し、徹底追及しなければならないマスコミは、
なぜか、みんな揃って目をつぶったままだ。
とりあえず次の総選挙まで「黒い鳩」は「灰色の鳩」のような顔をしたまま、
次期総理になってしまうかもしれない。

だけどマスコミと鳩の蜜月関係など長続きしないだろう。
とにかく政権交代さえさせたら、もう鳩の役目はお終い。
マスコミは一斉に、それまで目をつぶってきた「黒い鳩」疑惑を追及するはず。
とかく最近の政治はマスコミ先導型になり、
ある意味でマスコミが政治を動かしていると言っても過言ではない。
マスコミのターゲットは常に日本のトップであり、
民主党が政権を獲って自民党が下野したら、ターゲットは自民から民主に移る。
昨今、内閣支持率というものはマスコミが報じる
「党首の不祥事」や「閣僚のゴシップ」などで、支持政党が変化している。
月日とともに支持率が下がっていた麻生内閣だが、
民主党の小沢一郎が代表時代に西松建設の献金問題が浮上すると
内閣支持率が上がり、それが打ち消されたわけでも無いのに
ポッポ鳩山が代表になると、またまた支持率ダウンというように、
国民はその時々のマスコミが報じる出来事で心を動かされている。
まぁ、どの政党も頼りにならないので政治に無関心な無党派層が増え、
結局はマスコミの言いなりになってしまう人間が多いということだろうね。
これも仕方ないことだ。

そして、その連鎖で行けば、このまま次期首相に最有力なのはポッポ鳩山だが、
叩けば叩くほどホコリが出てくるマスコミにとっては叩きがいのある政治家だ。
それまで溜めに溜めておいたスキャンダルの数々で
アッと言う間にポッポ鳩山が辞任に追い込まれるかもしれない。
そうした場合、民主党はすぐに総選挙に打って出ることができるのだろうか?
なにしろ、自民党の安倍総理辞任後、福田、麻生両総理に対して
「国民の信を受けていない総理は、すぐに解散し国民の信を問うべきだ!」と
常々主張してきた政党なんだから、ポッポ鳩山が疑惑まみれで辞任したら、
すぐに解散総選挙で国民に信を問ってもらわなきゃね。

だけど、民主党なんて所詮はそんな潔い政党じゃないことくらい分かっている。
なんせ2代続けての「金権疑惑」代表の、あやふやでいい加減な説明を
「説明責任は十分に果たした」とか言って、擁護してきた
いい加減な小物ばかり集まった烏合の衆政党だから。
それに元々「政権奪取」その一点だけでまとまっている連中が、
その目標を達成した後、目標を失い、党としてのまとまりを維持できるはずがない。
なので民主党政権なんて長続きするわけがない。
逆に100%下野するだろう自民党にとって、これから大事なのは、
長期政権を作ってきたという自負を捨て、いかに堂々と見事な負け方をするかだ。
今から崩壊した民主党政権の受け皿として、
生まれ変わった自民党の姿を見せられるか、
そのためにも堂々と美しく負けなければならない。
いかに負けて、いかに変われるか?
それこそが、これからの自民党に問われる大事なことになるのではないかな。
それすらもできないようでは自民党も民主党も結局はクズということだ。

関東甲信地方が梅雨明けしたようだ。
いよいよ夏本番だ。

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