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2008年10月23日(木)
先日、イチローが来年3月に開催される 第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の 日本代表監督選考問題に初めて言及した。 体制検討会議で大勢を占めた現役監督は難しいとの流れに 苦言を呈したことにより、監督選考問題が白紙に戻される可能性も出てきた。
イチローは常々、個性を持った実力のある選手で構成される代表チームが ひとつにまとまるには、現場と選手の一体感が何より重要と考えている。 2006年の第1回大会に出場した際には 「王監督に恥をかかせるわけにはいかない。 何があってもやってやるという気持ちになっていた」と話していた。 にもかかわらず、今回は監督が現役であるか、そうでないかの議論が先行。 所属球団との兼務は難しいとの理由で、最初から選択肢を狭めたことに 違和感をぬぐい去れなかった。 現に前回大会の王監督はソフトバンクの監督を兼務しながら 日本代表を世界一に導いている。
さらにイチローは「大切なのは足並みをそろえること。 (惨敗の)北京の流れから(WBCを)リベンジの場と とらえている空気があるとしたらチームが 足並みをそろえることなど不可能」と言い切った。 関係者によるとイチローは、メダルなしの4位と惨敗した北京五輪で 現場の一体感の欠如を敏感に感じていたという。 ましてや今回は五輪に出場しなかった大リーガーも参加する。 WBCは「北京五輪の雪辱」の舞台ではない。 「WBC連覇」へ向けた体制づくりを敷く必要性があると考えている。
ここぞのところでの発言が目立つイチロー。 よくぞ言ってくれた。 しかし、これらは野球への愛情の表れだと思う。 サッカーに比べ野球が劣る事といえば、日本代表選手への憧れや誇りの無さと 重要な国際大会が無いと言うことだろう。 特に国際大会はオリンピックがなくなったことで (オリンピックがそれほど、重みのある大会かどうかは別にして) 残すはWBCだけである。
国際大会がなければ当然、日本代表チームも存在しない。 スポーツ界の中での野球の衰退が始まっている現状を 野球に携わっている人として何とかしたいとの強い思い、 ここにイチローの危機感があっての発言なのだろう。
この危機感を持ったプロ野球関係者が国内に何人いるのか? 見えてこない現状が悲しいね。
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