Web Masterの日記



北京五輪戯言

2008年08月25日(月)

17日間に渡って開催された北京五輪も昨日で閉幕。
開催前から何だかんだとあり、開催中もいろいろあったが、
とりあえず今大会も面白く観させてもらった。
今回の日本のメダルは金9、銀6、銅10の合計25個。
前回のアテネ大会では金16、銀9、銅12の合計37個だったので、
それと比べると少ない感じもするが、その前のシドニー大会での
金5、銀8、銅5の合計18個を考えれば、
十分に健闘したと言えるのではないだろうか。
だけど韓国(金13、銀10銅8)に負けたのが何だか悔しい。
人口も経済的にも日本が上なのに、この差は何なのかは
日本政府が中心となって考える必要があるのではないかと思う。
とりあえず、選手の皆さんには本当にお疲れさまでしたと感謝したい。

で、その上であとは戯言を(^^;)

●偽装開会式
開幕直後、この話題が目立ったけど、まぁ中国のやることなので
ただの演出だと思って大目に見てあげよう(^^;)
実際、この程度の演出は日本のテレビ局だって、かなりやるでしょ。

●閉会式
開会式で、あれだけニセモノを演出しまくっていただけに、
どの演出もウソっぽく見えてしまうのは何故だろうか?
カウントダウンの数字を出した花火も実はCGだったりして(^^;)
開会式はニュースで観ただけだが、閉会式は一応、テレビで最初から最後まで観た。
とにかく人と金と火薬を使えば何でもいいと思い込んでる漢民族らしい閉会式。
花火が多すぎで、鳥の巣が爆発したんじゃないかと思えるほどだった。
それに開会式と同じく、発光ダイオードと鳴り物と原色と作り笑いだらけ。
次のロンドン五輪のセレモニーと比べると、自由な表現の少なさは一目瞭然。
それに…閉会式でさえ自分の国にしか声援を送らない気がするイメージの
中国人って、やっぱり少し異常だと思うのは自分だけ?

しかし、この国が選手の育成・強化と大会の運営・保守管理に、
どれだけの国力を費やしたか計り知れない。
デモの統制や取材・言論の抑圧も行ってきたのも紛れもない事実。
国内にも抑え込まれた地域・民族・団体などが無数に居たはずだ。
なので国際的にはマイナスなイメージも多く伝わった。
北京五輪終了後、中国という国が何ヶ月維持できるかを見守りたい。

●女子選手が大活躍
今回の大会も「女子選手が頑張った」という印象。
ところが、メダル獲得数は男子とほぼ互角で、割合としては52対48で男子の勝ち。
なので、メダルだけで判断すると男女とも互角に戦っていたと言える。
では、なぜ今回「女子が頑張った」というイメージがあるのか?
おそらくは「男子の予選落ちが続出」が、かなり目立ったことと、
出場選手の割合に対してメダル、または入賞した人が女子には多かったこと。
そして、やはり「男子の世界のレベルは高い」という点だろう。
特に「男子予選落ち」については、前半戦の柔道で相次ぐ敗退が
そういうイメージを作るきっかけになってしまったと思われる。
また、サッカー、バレーなどメダルはともかく
注目競技で男子は1勝もできなかったことも
イメージとしては大きいのかもしれない。
そして、とどめは「ソフトは金。野球は4位」
これに尽きるのではないだろうか。
こういったイメージが、どうしても先行しているような気がする。
だけど実際は、フェンシングや陸上など、今までメダルに手が届かない分野で
男子選手も大活躍したのは事実である。
もちろん、女子選手の大活躍。これは称賛に値する。
でも、男子選手も実はかなり頑張っていたという点、
マスコミはもう少し評価してあげても良いのではないだろうか。

●「**ジャパン」の呪縛
今回の大会では「**ジャパン」と名乗る競技団体が、かなりあったが、
不思議なことに、その全てがメダルを獲れなかった。
サッカー男子の「反町ジャパン」サッカー女子の「なでしこジャパン」
バレー男子の「植田ジャパン」バレー女子の「柳本ジャパン」
そして野球の「星野ジャパン」等々…。
逆にソフトボールは「**ジャパン」などの愛称は、なぜかなく、
「ソフトボール日本代表チーム」と称されていて見事に金メダルを獲得。
これを考えると、ひょっとして「**ジャパン」はオリンピックでは鬼門かも?
特に監督の名前が付くことの多い「**ジャパン」に関しては
前からあまり良い気がしていなかった。
もちろん監督の戦略や戦術は勝負では大事であるけど、
実際にプレーするのは選手である。
なので監督が目立つようなチームでは好成績は挙げられない。
これが自分の持論であるから。
監督は目立たず、あくまでも裏方に徹していればこそ、
強いチームが作れると思う。
その点、女子サッカーの「なでしこジャパン」は監督名が冠になかったので
過去最高順位の4位と大健闘したのかも。

いつから「**ジャパン」という名称が普通に呼ばれるようになったのだろう?
たぶんサッカーW杯の日韓大会で「トルシエジャパン」と
呼ばれたのが最初だと思う。
その時はW杯に於いてグループリーグ突破を果たしベスト16入りした。
その後、代表選手の誰よりも世界的に見ても知名度のある
ジーコが監督になり「ジーコジャパン」も定着。
それからは監督の手腕うんぬんより、日本代表チームは
誰が監督になっても「**ジャパン」と言われているような気がする。
ただ、WBCの時は「王ジャパン」と言われていたっけ?
あの時はイチローという強烈な個性のある選手がチームを牽引した。
監督よりも選手が目立った代表チームだったので、世界一の強さを発揮した。
やはり監督が目立つチームではダメだと思う。
選手が目立ってこそ強いチームなのだ。

●門戸開放、ここからが本番
今回、比較的マイナー競技の選手の大活躍が目立った。
太田選手のフェンシングなど、その筆頭で協会に対して問い合わせが多いと言う。
その他にも、カヌー、バドミントンなどでも入賞をするなど大健闘。
マイナー競技に光を当てるというのもオリンピックの醍醐味である。
ただ、協会としては「これを一過性のブーム」としないで
「ここから有望な選手を育てがあげる」という視点で、
このブームをうまく使ってほしいと思う。
そうしないと、かつて岡本選手が後に協会問題で翻弄されてしまった
「テコンドーブーム」や、トリノで大活躍の「カーリング娘ブーム」のように、
その時だけのブームに終わってしまいかねないから。

●責任者クビ!これだけではロンドンは勝てない
一部競技では、すでにコーチ監督の責任問題が出始めている。
日本の場合、いつも「現場監督」に責任を押しつけて、
連盟のお偉いさん(選手を選んだ人達)の責任は
曖昧にしてしまう悪い傾向にある。
これは、日本の風土として企業も官庁も同じような傾向があるからだろうか?
現場監督をクビにするだけなら簡単。その人1人に責任を押しつけるのも簡単。
だけど、体質が変わらなければ次の結果も同じ、いや、それ以下になるだろう。
いわば「毒樹の実をもいでも次になるのは毒樹」なのだ。
特にメジャー競技の場合、今回の敗因を客観的かつ冷静に分析する作業を
先に行うべきである。その上で強化方針を決める。
そうすると自ずと「それに見合う現場監督は誰か」
「選手はどういうタイプを選べばよいか」が必然的に見えてくる。
当然、フロントもそれを踏まえて考えれば良いだけのこと。
「監督辞任」だけが報じられて、それで円満解決。
みたいな感じの協会が、もしあったとしたら
4年後はもっと成績が悪くなるだろうね。

●2016年は東京?
東京都だけが頑張っても今の政府の外交力ではかなり微妙。
良し悪しはともかく、石原都知事1人が頑張っても、
それだけでは東京に誘致することは困難だろう。
国としてやる気があるか?そして都民ではなく国民が
日本でのオリンピックを望んでいるのかどうか?
これがすべて。
どうなるのかね、普通に考えたらシカゴだと思うんだけど…(^^;)

●オリンピック出場
競技をしていなくてもオリンピックに出る近道、
それは「審判」として出場すること。
特にマイナー競技の審判であれば、今から資格を取って必死にやれば
8年後くらいには「審判」として出場できるかもしれない。
もちろん「まじめにやる」というのが大前提だけどね(^^;)

以上が勝手な戯言でした。
あらためて選手の皆様、お疲れさま&ありがとうございました。

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