Web Masterの日記



あゆと羞恥心

2008年04月15日(火)

浜崎あゆみの10周年記念シングル「Miracle World」が
来週のオリコンチャートで初登場1位を獲得したことが分かった。
これは1999年から10年連続での1位獲得であり、
女性アーティストのシングル連続1位獲得年数で中森明菜を抜き歴代単独1位となった。
また、自身の持つ通算シングル1位獲得作品数も30作に更新し、
シングル1位主要部門で女性単独2冠となった。

10年間安泰だった浜崎あゆみだが、記念すべき10周年記念シングルには
思わぬ敵が立ちはだかり、わずか5000枚の差で何とか1位を確保できた。
思わぬ敵とは「羞恥心」である。

デイリーチャートを見ると、あゆが初日に稼いだ売り上げで余裕の1位かと思いきや、
「羞恥心」の人気が爆発し、水曜以降に、あゆの倍近くを売り上げ、
週間チャートで、あゆを食う大金星の可能性もあった。
何とか意地を見せたあゆだが「羞恥心」の勢いは止まらない。
さらに今週も爆売れが続けば、今週発売のB'zの40作連続1位記録を
止めてしまう可能性すら出てきたのだ。
これこそ大金星だろう。
まぁ、もはや一部の人たちによる人気投票となった「シングルチャート」なので
誰が1位になろうと、記録が止まろうと、正直どーでも良いわけだけど…。

しかし「羞恥心」の人気はスゴイね。
当然、バラエティ番組発のユニットでヒットした
「くず」や「Gorie」のデビュー作を上回る売上だ。
作詞は島田紳助で作曲は元アラジンの高原兄が担当。
だけどテレビで「羞恥心」が歌っているのを見ると思い出すのが欽ちゃんこと萩本欽一。
欽ちゃんも「笑いの素人」を集め、ファミリーを築き、
各局で似たような構造のバラエティー番組を持ち、
それぞれの番組から人気ユニット、ヒット曲を連発した。
当時の欽ちゃんの役割を今は島田紳助が行っているように感じる。

●萩本欽一によるヒット曲
・欽ドン(フジ)
イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」
よせなべトリオ「大きな恋の物語」
・欽どこ(テレ朝)
わらべ「めだかの兄妹」「もしも明日が…」
細川たかし「北酒場」
・週刊欽曜日(TBS)
風見慎吾「僕笑っちゃいます」「泣いちっちマイハート」
小西博之・清水由貴子「銀座の雨の物語」
・欽きらリン530!!(日テレ)
CHA-CHA「Beginning」

●島田紳助によるヒット曲
・クイズ!ヘキサゴン(フジ)
Pabo「恋のヘキサゴン」
羞恥心「羞恥心」
・行列のできる法律相談所(日テレ)
丸山和也「浪漫」
木山裕策「home」
・オールスター感謝祭(TBS)
Risky(島崎和歌子)「My life is...」
・人間マンダラ(関テレ)
島谷ひとみ「大阪の女」
WEST SIDE「WEST LOVE SHINE」

ミリオン級のヒットを放った欽ちゃんに比べると、
CDの売れない今の時代、紳助関連には大ヒットは無かったが、
「羞恥心」のヒットに気を良くして今後もユニットを乱発しそうな予感…。
固定ファンと子供が幅を利かす「シングルCD市場」だけに、ファミリー受けの良い
「紳助ファミリー」にとって、追い風と言えそうだ。
なんせ「羞恥心」のヒット人気に乗っかって、
里田まい、スザンヌ、木下優樹菜によるPaboの「恋のヘキサゴン」(2007/9/26発売)も
再び急上昇して前週の117位から一気に22位に順位を伸ばしたというからね。



そんな「羞恥心」に薄氷を踏む思いで1位を獲得した浜崎あゆみだが、
10年間もavexの大黒柱として、そして宇多田ヒカルと2分する
日本を代表する歌姫としての威厳を保った。

デビューから10年を経たあゆだが、デビュー当時の彼女のイメージって
正直ここまで日本の音楽シーンを変えるほどのアーティストになるとは思わなかった。
元々、あゆは浜崎歩という女優としてデビューしていたが、
一女優のよくある歌手デビューパターンだと思っていた。
女優の延長線上の歌手って当時から多かったし。
デビュー1年目のシングルが10〜20万枚の売上だったが
当時、ほとんどのヒット曲がミリオン当たり前だったことを考えると
それほどの歌手ではなかった。
それがファーストアルバムがいきなり100万枚を超えて
2年目の夏頃から一気に音楽シーンの頂点に立った。
それ以来、常にトップを走り続け、宇多田ヒカルに次ぐアーティストとして君臨している。
まぁ、宇多田ヒカルは天才であり、凄すぎるということを差し引いても
女優として「いまいち」だったあゆが、これだけ日本を、いやアジアを代表する
アーティストになるとは当時は想像すらできなかった。

そして10年の時を経て放たれた「Mirrorcle World」だが、
詩の内容通り、今のあゆを想像できただろうか?想像しただろうか?
という詩から始まり、それはタイトル通りの奇跡の世界を演出した
歌姫の心境を綴られている。
詩の内容は疑問定義で終わっているが、正直その気持ちの通りだと思う。
誰もが10年後は想像できない。
10年後どうなっているのかすら…。

自分も10年前、今の自分の姿を全く想像できなかった。
勢いの「羞恥心」にも負けなかった浜崎あゆみ10年の集大成、
この曲を聴きながら、浜崎あゆみと共に歩んだ10年を
振り返ってみるのも面白いかもしれないね。

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