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2008年03月26日(水)
20年位前のSFには、小型のプラネタリウムみたいな装置の中に入ると 中で立体映像が投影されて現実世界のように体感できる 夢の機械が描かれていた。 残念ながらまだ、そこまで科学は進化していないが、wiiなどを見ていると あと10年〜20年もすれば現実になるのではないかという気がする。 すでにテレビゲームはコントローラのボタンを ピコピコ押して楽しむレベルを越えて、 実際にスイングしてボールを打ったり、ジャンプして障害物を 飛び越えるような遊び方になっている。
そこで23日に茨城県土浦市で通行人ら8人が襲われた 荒川沖駅通り魔無差別殺人事件だが、こういう事件が起きる度に 「現実と仮想空間の区別がつかない」と、ゲーム元凶論が指摘される。 悲惨な事件の全てがゲームのせいではないと思うが、 今回ばかりはまさにその通り、いや、それを越えた事件ではないかと感じた。
警察に「早く捕まえてごらん」と挑戦するような電話を掛けるあたりは 現実世界でゲームをしているように思える。 ヴァーチャル空間では飽き足らずに現実社会で殺戮ゲームをしてしまった。 そんな印象すら…。その結果、人が死のうが、自分が死刑になるとかなんて、 本人には全く意味がないのだろう。 指名手配中に起きたことで警察批判が殺到している。 8人という配備人数が妥当だったか、少なかったかは今後の検証が必要だろう。 しかし「私服警官ではなく制服警官ならば抑止できた」という批判には疑問だ。 なぜなら前述のように容疑者は自分の今後など考えない 刹那的な犯行であったと思うから。 制服警官が警戒していたら抑止できたか? ますますゲーム的な面白さを感じてしまったのではないか? なにしろ自分の居場所を知らせるように挑戦的な電話をかける犯人だ。
そして、今回の惨劇は警察の常識を超えた犯人の 非常識が引き起こした結果とみる。 普通、殺人事件の指名手配犯が第一に考えるのは 「自分が捕まらないこと」だろう。 だから警察は私服警官を配備し「犯人逮捕」を第一に考えた布陣を敷いた。 しかし、この犯人は「自分が捕まらないこと」より 「次の誰かを殺すこと」を優先したのだ。 警察官8人の配置を見ると、ホームや改札口付近でなく駅出入口周辺を固めてある。 これは逃がさないことと、万が一捕り物になった際に、 人ごみで混雑するホームや改札口では巻き込まれる被害者が 出ることを予想してのことだろう。 だが結果は逆で、犯人は人ごみで混雑する場所で犯行に及んだ。 この結果は警察にとっては気の毒とも思えるが 「早く捕まえてごらん」という挑発的電話などから 「この犯人は異常だ」と気付く捜査員がいたら違っていたのかもしれない。
なんとなく、神戸の酒鬼薔薇事件や京都のてるくはのる事件を連想させる。 病んだ犯人には常識に基づく捜査が通用しないということか…。 本当に今の世は何が起こるか分からないほどの闇である。 今日も18歳の若い奴が自らの殺人願望をかなえるために 電車が入ってくる直前にホームから人を突き落として殺した。 通り魔的な犯罪、常識の通用しない犯罪は増加している。 さらに昔では考えられなかった親殺し、子殺しなども異常なほど増えている。 悲しいことに今や他人は勿論、身内すら信じられない時代になっている。 犯罪者や犯罪者予備軍は、すぐ隣にいるのかもしれない。 ごく普通に、ごく平凡に生きていくことすら難しい世の中である。 今の世は、まさしく生き地獄なのかもしれない。
サッカーW杯アジア3次予選、日本対バーレーン。 日本負けた…。 あんなプレーしてちゃ当然か。 だけど、あの監督になってから、なんか盛り上がらないんだよな。
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