Web Masterの日記



一生青春

2007年12月19日(水)

現役最年長選手、横浜ベイスターズの工藤公康選手は
来季も当然のように現役を続行する。
高卒で西武ライオンズに入団し、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツを経て
2007年より横浜ベイスターズに移籍。
ベイスターズ以外の各チームで優勝を経験し、
優勝請負人としても大きく評価されている。
巨人から移籍した今季は7勝6敗と本人としては不本意な成績であるが
通算勝利数は歴代13位タイの222勝。
10月中旬に受けた左ひじ内視鏡手術の経過も順調で
プロ野球最長の実働27年目となる来季の活躍が今から楽しみである。

工藤は1963年生まれの44歳。自分とタメ歳。
もちろん今のプロ野球界には同い年の選手は工藤だけだ。
なので本当にスゴイと思う。
今季もBクラスのチームながらも7勝6敗と堂々の勝ち越し。
同じ1963年生まれのランディー・ジョンソンと共に
日米ベテランピッチャーの雄である。

ちなみに同年代だと、ブラッド・ピット、阿部寛、唐沢寿明と
イイ感じで歳を重ねた俳優もいる。
彼らのように格好良く、歳を重ねたいものだね。

さて、来年で自分も45歳。
あと何年間、生きていられるか分からないが
人生の折り返しは、とっくに過ぎている。
45歳といえば野村克也、落合博満がバットを置き、
ユニフォームを脱いだ年齢である。
晩年の彼らの成績は出場機会にも恵まれず寂しいものだった。
幸いアマチュア、特に草野球には引退という言葉はない。
情熱があれば続けることができる。
2000年と2004年に肩の激痛に襲われ、さらに慢性化している両足のアキレス腱痛、
2度の接触プレーで2度とも水が溜まっては抜いた右ひざの痛みや
最近は踝の痛みと、ここ数年は年を重ねるたびに痛む箇所が増えてきている。
その影響からなのかは分からないが、2004年から2006年までの3シーズンは
まともにバットが振れずに3年連続で打率が1割台という最悪な出来だった。
しかし今季は足の痛みはあるものの、スムーズにバットが振れることが多く、
一時は3割に近い数字まで上がり、最終的に打率.266ながらも
マサ、佐藤、ジミーに次ぐ4番目の成績で終わることができた。
また、出塁率も一時はトップになり、6年ぶりのタイトルを狙える状態で
最後の試合に臨むことができた。
ここ数年、タイトル争いをしたまま最終戦を迎えられる幸せを忘れていたが
こんなに良いものだとは…久しぶりに実感した。
欲を言えば、最終戦が優勝を争うSリーグじゃなく
ニュートラルな気持ちで臨める練習試合のほうが良かったけどね。
結局、残念ながら最終戦は3打席巡ってきたものの1度も出塁できず
タイトル獲得はお預けとなったが、それでも出塁率に関しては2位のまま
シーズンを終えることができた。
ここ数年は「もうタイトルとか無理」と勝手に決めていたのかもしれないが、
今年、タイトルの可能性が残ったまま最終戦を迎えたときに
やはり欲が出たのは事実だ。
そして、そんな欲を失ってしまったら打席に立つ意味はないと思うよね。
惰性で打席に立つぐらいなら、何にも楽しみがないし、
そんな人は、さっさと辞めてしまえばいい。
誰しも「自分が一番」と思うくらいの気持ちで打席に立たなければ
草野球も楽しめないだろう。

今年、打率、出塁率に関して言えば満足とまではいかないが、
過去3年間に比べれば全然納得のいくシーズンだった。
もう少し頑張ってみれば、まだまだ自分にもタイトル獲得のチャンスはあるし
本当の満足できるシーズンを過ごせるのではないかと感じた。

来年で45歳。
40歳を過ぎた頃「落合が引退した年まで頑張ろう」と思っていた。
その年が、いよいよ来年である。
だけど同い年の工藤はまだまだ頑張ると言っている。
来年の今頃、どんな気持ちでいるか分からないが、
とりあえず、自分もまだまだ現役で頑張りたい。
自分の気持ち次第で一生青春は続くのだからね。


とりあえず明日、明後日を乗り切れば少しは仕事も落ち着くかな。
ガンバレ俺!

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