Web Masterの日記




2007年12月13日(木)

昨日、漢字能力検定協会が募集した「今年の漢字」が発表された。
流行ってもいない言葉を「流行語大賞」とか言って表彰しているよりも
こちらの方が多くの人から募集し、票の一番多い漢字を発表しているので
毎年、納得してしまう。
12月5日の日記でもいろいろと予想したが、
結局、今年の漢字は当然、予想の中にもあった「偽」に決まった。

食品偽装から議員の汚職、証人喚問の偽証、
社会保険庁の偽りから始まった年金問題など、
国民が様々な偽りに騙された1年を象徴した一字だという…。
確かに今年は日本中が偽りに振り回された1年。
まさしく、この一文字に集約された年だったのではないだろうか。

いろいろ予想したけど、まぁ「偽」か「謝」のどちらかと思っていた。
しかし「謝」の場合、謝罪の「謝」だけでなく感謝の「謝」でもあるので
今年を象徴していないね。
「偽」という漢字に関しては、多くの人が、この漢字になると思っていただろう。
食品関連の偽装は相変わらず、あとを絶たないし
食品以外も偽装は色々あり、去年辺りから騒がれている
耐震偽装なども、また発覚したりしたし。
まぁ、所詮、どこの会社でも多かれ少なかれ「偽装」をしているってことかね。
そう言った目で見ると、最近何かと値上げをしている会社も
実は経営が厳しいと「偽っている」のだろう…と考えてしまうよ。
大体、苦しくなる前に何とかするのが大企業だろう。
何十年ぶりに値上げ…とか言っておきながら、
裏では偽装で何とかしているくせにね…なんて悲観的に考えてしまう。

偽装が問題視されてきたので、そろそろ嘘は止めて値上げで…って
そう考えている会社も多いんじゃないかな。
今なら原料の高騰だの、運搬費の値上げだので理由なんて、どうにでもなるからな。
来年はほとんどの商品が値上げするだろう。
では、早くも来年の漢字が予想できてしまう。
値上げの「上」とか、高騰の「高」とかヾ(・ω・o) ォィォィ

ちなみに1995年から「震」「食」「倒」「毒」「末」「金」「戦」「帰」
「虎」「災」「愛」で、昨年2006年は「命」だった。
2005年「愛」に昨年の「命」とイメージの優しい漢字が続いていたが
再び今年、ネガティブなイメージの漢字になってしまった。

金八風に一言。
「みなさ〜ん、よ〜く聞いて下さい。
みなさんは『偽』という漢字を悪い漢字と思ってますけど、
よ〜く見てみましょう。
『偽』という字は『人』と『為』という文字に分かれます。
最初は偽者でも、人の為に努力しようと思っていれば、
やがてそれは本物になります」

ん?これって偽善者か( ̄◇ ̄;)


さて、自分はJリーグが設立当時から鹿島アントラーズファンである。
しかし、今日ばかりは、どのチームのファンも浦和レッズを応援したのでは?
日産スタジアムで行われたトヨタ・クラブワールドカップの準決勝、
アジアチャンピオンの「赤い悪魔」こと浦和レッズと
ヨーロッパチャンピオンのACミランの対戦は、ミランが1-0でレッズに辛勝。
負けたとはいえ、日本のクラブチームが、
ヨーロッパチャンピオンリーグ優勝クラブと初めて対戦した試合としては
大善戦ではなかったのでないか。
今月初めに悪夢を味わった日産スタジアムで、
今度は歴史的金星を期待していたが、さすがに甘くはなかったが、
それでも今日のレッズの善戦ぶりは世界にも大きくアピールしたと思う。
3位決定戦ではアフリカ王者との対決だが、勝って今年最後の試合を
締めくくってほしいね。

結局、今年のクラブワールドカップの決勝は
ボカジュニアーズ対ACミラン。今年の決勝もヨーロッパ対南米である。
やはり他の地域には越えられない高い壁があると感じた。

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