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2007年09月21日(金)
一昨日の日記で書いた首都高速の距離別料金だが、 今朝の新聞に改定案が発表されていた。 それを見るとETCを付けた車は走った距離によって 50円刻みで400円〜1200円となるという大胆な案だった。 さらに現金払いの場合だと一律1200円と実質500円もの大幅値上げだ。 さらにさらに公的資金の導入も検討されているというから驚きである。
旧道路公団の民営化の最大の利点は、約43兆円の債務を 税金を使わずに減らすことにあったはずなのに、一体どうなっているのやら。 こんな横暴な案を政府は絶対に通してはならない。 これでは民営化で経済合理性を追求するという理念はかすむばかりだ。 実質大幅値上げによって苦しむのは、いつも庶民ばかりだ。 運送会社など車を使う企業にとっては死活問題になるだろう。
それに43兆円の削減なんて、まずは上の人間の退職金を カットすりゃいいだろうよ。 関連企業は儲かっているんだからさ。 これだけの美味しい地盤があるのだから、やり方次第ではいくらでも減るだろう。 だけど安倍政権が崩れて、自民党内で道路特定財源の現状維持を図る 一部の「道路族議員」が利権を放したくないのだろうけどね。
それにしても日本の高速って、世界で一番高いね。 ここまで高かったら乗りたくなくなるな。 距離別料金が本当に渋滞解消策なのか? 首都高が高いから乗らない車が増え、一般道に車が溢れる。 そんなことが起こらないか? 現状の700円で乗り放題なんだから、最高額700円は維持するべきだろう。
とりあえず首都高のホームページで距離別料金の意見を募集しているというので 早速、庶民の立場から反対意見を送っておいた。 このアンケートに答えると抽選でDSやQUOカードなどの 商品が当たったりするので答えておいて損はないしね。 http://www.shutoko.jp/index.php
今後、首都高速は自治体や個人のドライバーから集めた意見を検討して 来年の春までに申請案を確定、それを国へ申請して 来年の秋から本格的な距離別料金に移行するというが、 しっかりと国民の意見を反映した距離別料金を導入してもらいたいものだ。
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