Web Masterの日記



あいのり

2007年08月27日(月)

「あいのり」で番組の最初に出演者の名前と愛称(役名)が流れていたが、
いつの間にか出演者の名前が消えたらしい。
本名を明かすことで実はタレントだったなど、いろいろなことがバレていたが、
それを少しでも抑える狙いなのかな?

「あいのり」出演者のほとんどは劇団に所属するタレントの卵や
イベントコンパニオンやレースクィーン、
三流モデルなどだということは周知の事実。
そして綿密に演出された台本があるということもバレバレである。
全てが製作者側の演出なのに視聴率が高いのは本当に不思議な番組だ。

この番組の上手いところは決して「ドキュメント」とは言っていないとこ。
それどころかタイトル「あいのり」の前に
「恋愛観察バラエティ」と付けているのが上手い。

そもそも「ドキュメント」ならヤラセは一切ない内容でなければならないが、
「バラエティ」なら台本に基づき、ヤラセやお約束も当然なのである。
なので出演者が演技をしていようが、ヤラセをしていようが
非難を受ける必要はない。
別にタレントがバラエティー番組に出て演技をして何が悪いのか、ということ。
以前、「ワンナイ」でガレッジセールのゴリが
ゴリエになって「ペコリ」と言っていたのと同じ図式だ。
重要なのはドキュメンタリーかバラエティーかどうかということだけ。
もっと極端に言えば「ドキュメンタリー」が
制作側が用意した演出をやったらヤラセとして世間から非難されるが、
すべてが演出として用意されたものであるバラエティーには
元々ヤラセというものは存在しないことになる。
なので出演者がタレントで告白もすべて台本通りだからといって
「あいのり」はヤラセだ!と非難を受けることはないのかもしれない。

そう、最初から「バラエティ」と言っている時点で「あいのり」に関しては
全てが台本通りの演出と考えて何も考えずに観ればいいだけ。
まぁ、過去の出演者の何人かは台本通りに演技していたとか、
ラブワゴンの座る位置までディレクターに指示されていたとか、
旅の途中に何度も帰国して打ち合わせをしたとか、
好きでもない人とカップルになるように指示されたとか、
台本通り日記を書いておけと指示されたとか、
様々なことを暴露していたので今さらという気もするけどね。
多くの視聴者も出演者がコロコロ変わるバラエティドラマとして
開き直って観ている人も多いのだろう。
この番組をステップに何とかメジャーになりたいという
出演者の鬼気迫るハングリーな演技が
高視聴率の要因になっているのかもしれない。

しかしながら、売名を狙ってきた三流タレントでもある参加者には、
今回の名前が消えたことは、たまったものではないことも事実だろうけど。
ちなみに自分は安っぽい台本のドラマと思っているので
「あいのり」はまったく観る気がしないけどね。

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