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2007年07月19日(木)
豚肉の代わりに使用済み段ボール紙を詰めたとされる「ダンボール肉まん」 実は、この「ダンボール肉まん」がTV局のやらせであると発表された。 現地のニュースによると、テレビ局のアルバイトが ひき肉と小麦粉、ダンボール紙を自ら持ち込んだうえ、 出稼ぎ労働者4人に「ダンボール肉まん」を作るよう指示して 自らビデオカメラで様子を撮影していたという。 警察当局やテレビ局が調査を進めた結果「やらせ」が判明したらしいが もし本当なら、とても報道機関のやる事ではないね。
日本でも「あるある大事典」が捏造を放映して打ち切りになるなど、 報道のモラルを問われているが、どうやら報道のモラルを問われているのは 万国共通のようだ。 例えウソであっても数字(視聴率)の為なら平気で公共の電波に流す。 一体、何を考えているのやら…。 今回の「ダンボール肉まん」で一番のとばっちりを受けているのが 他でもない肉まんを売っている露店である。 報道の対象となった北京市内の露店では、一気に肉まんが売れなくなって かなりご立腹の様子。 もし、肉まんにダンボールが本当に入っていなかったとしたら、 日本のミートホープと違って、普通の肉まんを売っていた(たぶん)だけに、 TVにでっちあげの報道を流されると誰でも怒るだろう。
だけど…一方で本当に「やらせ」だったのかという疑いも起こっている。 世界の誰でも知っている通り、中国産=危険なものが多く、 平気で偽物を本物として売りつけているような国である。 もしかしたら北京のテレビ局は北京市内の悪徳業者を一掃するために公開したのに、 日本を含めた海外での反響が大きくなってしまって、 これ以上に反響が大きくなってしまうことを中国政府が懸念し、 表向きはテレビ局の捏造番組だったとして 事実を揉み消そうとしているのではないかとも疑ってしまう。
海外の反響が大きくなって排除しようとしたといえば偽ディズニーランド。 ミッキーやドラえもん、キティなどに似たキャラクターばかりの遊園地は 海外からの批判が広がった途端に姿を見せなくなったからね。 なので、中国が発表することは全くアテにならない。 それに、この番組を制作したスタッフは中国保安当局に身柄を拘束されているとか。 何だかスタッフ達を口封じにでもしそうな予感がして空恐ろしい。
いずれにしても今回のダンボール肉まん騒動。 中国という国の体質がおかしいということを、改めて世界中に教えてくれた。 本当にこんな国で来年オリンピックをやるのかい。 以前にも書いたが、選手村の食堂は閑古鳥だろうね。
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