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2007年05月15日(火)
スルーしようと思っていたけど、とりあえず触れておこうかね。
5月8日、元モーニング娘。の辻希美が俳優・杉浦太陽と結婚することを明らかにし、 10日に2人揃って記者会見に臨んだ。 辻は現在妊娠9週目であることも明かされ、出産時期は年明けとなること、 更には体調が思わしくないことを理由に、 今後は休業する予定であることも発表された。 また、4月24日に時東ぁみ、ギャル曽根と結成したばかりの新ユニット 「ギャルル」からも活動を全くせずに脱退が決定。
芸能界での父親役?であるつんく♂は 「親心として非常にめでたい。アーティストとして、また新しい経験を得るでしょう」と 祝福するコメントを出しているが、昨年と今年の2回に渡る 喫煙報道で引退に追い込まれた加護亜依に続き、辻までもが 表舞台から姿を消すことになった所属事務所では、 今後の対応に頭を痛めていることだろう。 まず、妊娠報道ありきという事態に後手に回っている点は隠しようがないようで、 事情説明と謝罪のために数人の事務所幹部が関係各所へ奔走する ドタバタ劇を演じたに違いないはず。
まず先月26日に急性胃腸炎により5月4日に初日を迎える出演予定の舞台 「何日君再来」の降板が発表されていた。 この時は「10日間の安静が必要」と診断されたが、 5月に入って行った再検査で妊娠の兆候が認められたとされている。 つまり、妊娠は舞台降板の直接的な理由ではなかった。ということのようであるが 明らかにミエミエのウソだろう。 辻の降板により、この舞台は5月13日まで石川梨華が、 翌14日からは吉澤ひとみが代役を務めることになっているが、 急遽駆り出されることになった吉澤は、この話が来る以前に 自分のファンを集めたディナーショーの開催を予定していたため、 これを延期せざるを得なくなった事態を面白くないと感じていると言われている。 吉澤はモーニング娘。から独り立ちして地歩を固める重要な時期にある上に、 弟を交通事故で失い、これで心配させたファンに健在ぶりをアピールする場を 後回しにされたということが理由の大半であろうと思われる。
モーニング娘。時代から加護と2人で幼さを売りにしていた辻だったが、 いきなり19歳のできちゃった婚で世間を騒がせたとなると、 ファンもどう対処していいのか分からないということになるはず。 それだけロリからママへがもたらすインパクトは強大なものだ。 もし、今年34歳になる中澤裕子が同じことしても、 ここまでの衝撃波が各方面を襲ったとは思えない。
しかし、そうした面とは別に、ケツをふかされる吉澤だけでなく、 袖にされた格好になる時東ぁみとギャル曽根の心境も複雑なものがあるはずだ。 というか、別の事務所の手も入っているユニットだけに 自社だけに影響が留まらない事態を生んだ辻に対しては、 いくら未成年とは言え、プロとしての責任感を問われても仕方がないように思われる。 何にしても、今後訪れる挙式と出産は父親である杉浦太陽の プロモーションにはなるかもしれないが、芸能人・辻希美として生きていく上での 何かと捉えることは、所属事務所としても持ってはいけないのではないだろうか。 と言うよりも、引退以外に落とし前をつける方法があるのだろうか? という感じもする。
その一方、辻は加護の解雇により芸能界で生きることよりも 恋愛や結婚を優先させたかったという話も出ているようで、 このあたりには19歳の女の子の心情も漂っているようには思われる。 だが、それを目指すにしても今回のような流れがベストだったのかと言えば、 見守っているファンの存在なんかも、もう少し考慮してあげる余地は あったのではないだろうか…。一応、現役のアイドルなんだしね。 それだけに救われないファンの気持ちには、ほんの少し同情したりもするね。
何にしても、加護に続いて辻でも地団太を踏むハメになった事務所の立場は、 きちんと教育できなかったという謗りも含めて、今後厳しいものになりそうだ。 そしてこれが、モーニング娘。時代の終焉につながるような気がしてならない。 すでに本体は風前の灯でもあるのは誰が見ても明らかだしね。
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