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2007年04月20日(金)
高齢者が自動車免許を更新する際に、運転適正を調べるのと一緒に 認知症を見極める試験を義務付けることになるという。 それでもし認知症と判定されれば、免許取り消しになるとか…。 一見、厳しい措置に感じるが、高速道路を逆走するような老齢ドライバーもいることなので、 やむを得ない措置だろう。
ついでに考えてみると、免許というものはその資格がないと分かれば 取り消されるのが当然な制度と言えるだろう。 だから、いろいろな免許には有効期限が区切られているのだ。 しかし、中には一度、免許を取得したら、終世有効というものもある。 その最も代表的なのが教員免許だ。 ここ最近、いわゆる「ダメ教師」の問題が多い中で、教員免許も更新制にして 不適格者は免許取り消しにすることが検討されはじめた。
「ダメ教師」だが、全国の教育委員会が「指導力不足」と断定した公立学校の教員は 昨年506人もいるという。 全教員100万人余りから見れば、ほんの僅かな存在かもしれないが、 その506人に教わる生徒のことを考えると、決して少ない数ではない。 小学校1クラスの平均生徒数は30人弱だから、少なくとも15000人の子供たちは 「ダメ教師」によって満足な教育を受けられないだけでなく、 場合によっては生涯を左右されるような影響を受けることにもなりかねないからだ。
思えば昨年、福岡県筑前町の中2の生徒は、1年のときの担任教師の軽率な行動から 「いじめ」の対象となり、耐えられずに自殺してしまった。 自殺後に生徒たちから集めたアンケートでは、問題の教師の言動そのものが 「いじめ」だった疑いすらあることが分かった。
こうした教育現場に不適格な奴が教壇に立っている限り、 不幸な子供たちが後を絶たないことになる。 今回、中央教育審議会が示した「教員免許更新制」は速やかに実現すべきだ。 一部には「更新制は現職には適用しない」という馬鹿げた意見もあるようだが、 日本の教育の現場は、そんな悠長なことでは、もう済まされないくらい堕ちているのだから。
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