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2007年03月10日(土)
少し古い話題だが、2004年11月、大阪府茨木市で車を暴走させて、 男女5人をはね、そのうち2人が死亡、 殺人と同未遂の罪に問われた元新聞配達員の男の判決が 先日、大阪地裁であったが、西田真基裁判長は 「被告は当時、心神喪失状態で罪にならない」として 無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。
事件の概要だが、この男は自殺の道連れに通行人を殺害しようと、 路上で自転車に乗っていた会社員の男性2人を乗用車ではねて殺害し、 男女3人に重傷を負わせたとして起訴されていた。 男は公判で「自殺の道連れではなく悪魔に命令されてやった」と供述し、 精神鑑定では「責任能力がまったく失われていた」という結果が出た。 検察側は「心神耗弱状態だったが、心神喪失までには至っていない」と 弁護側と争っていたが、判決は無情だった。
判決の際に西田裁判長は「犯行後、家族に 『悪魔に5人殺してお前も死ねと言われた』と涙ながらに訴えるなどしており、 当時、統合失調症が急激に重症化し、物事の善悪の判断や 行動を制御する能力が失われていた」と結論づけた。
この判決を聞いた遺族らは記者会見で「犯人が無罪なら犠牲者は浮かばれない。 こんな判決で社会の安全を守れるのか!」 「なぜこんな結果になるのか。悔しい」と涙を浮かべ無念さを訴えた。 また清水治・大阪地検次席検事は「判決内容を精査のうえ、 上級庁とも協議して適切に対応したい」としている。 (一部・読売新聞より引用)
刑法39条の壁はまだまだ厚いようだ。 しかも無罪って………今の法律ならありえてしまうんだよね( ̄◇ ̄;) だけど、この無罪とは入院措置もされることなく、ただの無罪放免なのだろうか? 治療もせずに放免したら、それこそ再犯するんじゃないか? そのたびに何人かの尊い命が奪われる可能性だってある。 また悪魔に命令される?はたまた今度は誰にそそのかされる? 病気なんだからというのなら、しっかり完治とまではいかなくても 最低限、人に危害を加える危険性がなくなるまで入院させて治療させないと。 治療した後に、あるいは今は心神喪失状態じゃないのなら、 しっかり刑を科して罪を償わせなければダメだろう。 2人も殺しているんだから…まぁ、どんな刑になるかは決まっているけどね。
いわゆる心神喪失が裁判で問題になるのは、 その犯罪を犯した瞬間にどうだったかということ。 結局は状況から判断した推量でしかないわけだし、 逆に被告からしてみればいくらでも言えるわけだ。
ひどい事件が起きた後に必ず精神鑑定だの心神喪失状態だの言われるが、 そろそろ法の改正って必要じゃないのか? 加害者の人権ばかりが守られ、被害者や遺族たちの気持ちは…………。 憲法改正とか言っているよりも、もっともっと身近な問題だと思うのだが 政府はどう考えているんだろうか。 このようなニュースを知った後って、なんともやりきれない気持ちになる。
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