Web Masterの日記



アースカラーのF1マシン

2007年03月05日(月)

今月18日に開幕するF1GPに向けて、各チームとも次々に新車が発表されている。
今年の注目は、なんといってもF1界最大のスポンサーである
たばこ企業のロゴが一斉に姿を消すことだ。
以前から欧州で開催される大会では、たばこ企業のロゴを隠していたが、
今季から全グランプリでロゴ露出が禁止。
それに合わせて、たばこ企業が次々にスポンサーから撤退した。
例えば、チャンピオンチームであるルノーは
JTの「マイルドセブン」カラーからオレンジに黄色と紺という
全然違うカラーリングになったし、
イメージカラーがフィリップ・モリスの「マルボロ」と一緒だったフェラーリも
リアウィング部分の赤い面積が増えた。
しかし、フィリップ・モリスはフェラーリとの契約を
2011年まで延長したようだけど…。
こうした中、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「ラッキーストライク」が
メインスポンサーだったホンダ・レーシングの車体カラーが
どうなるのかが注目されていた。
1月の新車発表では、今までのカラーリングに
ホンダのロゴが入っているだけだったが、
今回発表された車体は度肝を抜くようなデザインが施されていた。

まず、カラーリングは地球そのもの。
発表以前から「地球環境を意識したデザインになる」
「『Google Earth』の画像を使用するかも」などという噂は飛び交っていた。
しかし、まさかマシン全体を覆うなんて考えてもみなかった。
そして、もう1つ目を引くのが車体に施されているロゴだ。
ノーズ部分のホンダの「H」マークと、フロントウィング付け根にある
ブリヂストンの「B」マーク、そしてリアウィングにある「myearthdream.com」の
文字以外、スポンサー・ロゴが一切排除されているのだ。

問題なのは、これでどうやってスポンサー料を稼ぐのかということ。
どうやらスポンサーにはマシンの画像を製品や会社案内などに
使用できる権利を与えるようなのだ。
それだけでなくマシンの外観を60万に分割して1部分1ポンド(約200円)で
販売しマシンの画像を表示させたサイト「myearthdream.com」で
購入した部分をクリックすると購入者が指定したメッセージが
表示されるようになるのだそう。
スポンサー料の一部や外観部分の販売収益は環境保護団体に寄付するらしい。

これならF1を統括する国際自動車連盟(FIA)の方針である
「F1も社会的に役立つ技術開発を」にも合致しているし、
ホンダの企業イメージもアップする。
上記のような条件で果たしてどれだけのスポンサーが付くのかと思ったら、
これまでの企業に加えて、ユニバーサル・ミュージックやペプシコ、IBMなど
10社と新たに契約したようだ。
また、正式発表されていないながら、マシンに施された“地球”が
Google Earthのものだとすれば、
メインスポンサーをすでに獲得していることになる。

このマシンがサーキットでどのように見えるか、
3月18日のオーストラリア・グランプリで明らかになる。
シューマッハが引退し、チャンピオンのアロンソはルノーを離れた。
ニューフェイスも多く、誰にもチャンスがある戦国時代のようなF1になるだろう。
今年も深夜にテレビの前で興奮させてもらいたい。

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