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2006年08月01日(火)
先日、小学校で収穫したジャガイモによる食中毒が発生した。 ジャガイモを調理する時、芽を取り除くことは有名だが、 食中毒を起こすほどの毒性があることや、 皮の毒まで意識してる人って意外と少ないんじゃないかな。 身の周りでジャガイモによる食中毒をあまり聞かないのは、 「市販のジャガイモ」と「家庭栽培のジャガイモ」の差が大きいようで、 発育不良な「家庭栽培のジャガイモ」は毒を多く含んでいるそうだ。 また、子供は成人の10分の1程度の毒で発症してしまうので 保育園や小学校のイモ掘りでの中毒例が多いという。 ちなみに、加熱しても毒は分解されないそうで、 芽や緑色になった皮は、丁寧に取り除くしかないらしい。
このように、知らず知らずに本来、毒を含んでいる食べ物が 生産者の品質管理によって、消費者は特別気にせずに 食べることが出来てたりする。 それだけ便利で快適な社会になってる反面、 人間の「生きていく能力」はどんどん低下しているような気がする。
ジャガイモの他に毒に注意すべき食物は何があるか…。 はるか18年前に調理師免許を取得した際、 講習会に於いて、食中毒関係の勉強は嫌と言うほどさせられた。 そのおかげで、まだ少しだけ記憶に残っている。 毒の注意が必要な食物一覧を挙げてみると、意外なモノも多い。 これから食品が痛みやすい季節でもあるし、 家庭で気をつけてください。
・フグ 肝臓や卵巣、皮などに強い毒を持っている。 ・カキ…ノロウイルスを蓄積しているので注意が必要。 ・貝類…有毒プランクトンを捕食した貝を食べると食中毒になる。 ・ジャガイモ… 芽、緑色の皮に毒「ソラニン」が含まれる。 ・トマトの葉、茎…ジャガイモの芽と同じ「ソラニン」が含まれる。 ・梅(梅干し・梅酒を除く)、桃、杏、リンゴ、サクランボ…種や 未熟果実の果肉に毒があり。体内で青酸を発生する。 ・ワラビ…アク抜きをせずに食べると中毒になる。調理したものを少量なら害はない。 ・スギヒラタケ…「食用キノコ」とされてきたが、 2004年に急性脳症を発症する事例が相次ぎ毒性が疑われている。 ・毒キノコ…素人には見分けがつかない。症状は様々。致命的な毒を持つものもある。 ・ナッツ類、香辛料類…強い発癌性を持つカビ毒(アフラトキシン)の注意が必要。 ・米…カビで変色し、毒を持った「黄変米」が戦後問題となった。 現在心配は少ない。 ・ソテツ…種子に毒があるが種子から取ったでん粉を加工処理すれば食用になる。 ・綿実油、セロリ…精子の数と質を低下する。 ・スイセン…普通食べないが、先日、ニラと間違えた食中毒事件があった。 ※そのものには毒を含まないモノも含まれています。 ※あくまでネット上の情報です。心配な方は他で確認下さい。
結構知らないモノが多い。 まぁ、市販のモノであれば、品質管理がしっかりしてるから このような毒を過度に心配する必要はないとは思うけど。 ただ、消費者として、ある程度の知識は持っておく必要があるだろう。 何かあった時に「知らなかった」と、誰かの責任にしたところで 命は戻って来ないからね。
だけど、昔の人々のこういう「実験」や「犠牲」によって、 現代の「安全な食」が築かれてきたことを忘れてはいけない。
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