Web Masterの日記



二大政党制

2006年07月08日(土)

もう、あんまり政治的な話題は書きたくないんだよね。
この国の政治は終わっているので、なんかアホらしくて。
だけどネタもないので、少し前に思っていたことをダラダラと書いてみる。

小沢一郎が民主党の党首に就任してから、
少しは国会に緊張感が出てきたのは確かである。

「二大政党制の実現のためにも生まれ変わった気持ちで頑張る」

党首選の時に小沢氏が述べた言葉だ。
しかし、本当に生まれ変われるのか疑問だ。
小沢代表になったからといっても民主党のイメージは悪い。
偽メール問題で一度死んだも同然の状態になった。
その前には学歴詐称していた党員。
選挙中に覚せい剤をうってた党員。
弁護士名義貸しがバレてつかまった党員。
ありとあらゆるアホが所属していた党ってイメージが強い。

こんなアホ党のせいで、いつもはもめる予算も簡単に通ってしまい、
ますます数で有利な自民党が幅をきかせている。
このままでは民主党は自民党に飲み込まれてしまいかねないのでは?
先の衆院選選挙の時、こんな状態になると思っていた人は少ないんじゃないかな。

だけど二大政党制ってどうなのかね?
それすら興味ない人が世間の半分くらいはいると思うけど…。
選挙の度に「二大政党の流れが加速」なんて言われてるが、
そりゃあ、選挙区で1つや2つの議席ばかりになって
少数意見の票が捨てられれば、弱小政党は抹殺されていくのは当然だ。
(都議会選挙なんかはまだマシなほうだけど)
二大政党制って、自民党がダメなら民主党に投票すれば
民意が反映されるってことだと勘違いしている人も多いだろう。


「二大政党制」とは、単に二つの大政党が対峙する政治のことではない。
その二つの政党は対立する価値観を持ち、互いに牽制しながら、
結果的に政治を間違いなく運営していく制度でなければならないのだ。

例えばアメリカの共和党と民主党。
イギリスの保守党と労働党の関係のように。
アメリカの場合、資本主義が野放しになって恐怖を招くと、
ルーズベルトの民主党が政権をとって政府が国民生活に
より関与する政策でバランスをはかり、その社会主義的なやり方が破綻した頃、
共和党のレーガン大統領が「市場主義」を引っさげて登場し、
新たな繁栄をもたらしてきた。
イギリスでも戦後の労働党政権で復興を果たすと、
サッチャー政権が経済のグローバル化をはかって成功した後、
労働党のブレア政権がバランスを上手く取っているところだ。

つまり「二大政党」は、一方が政府の関与をできるだけ少なくして
社会を活性化させることを旨とすれば、
他方は、その結果に起きる弊害を是正するために国の関与を強めるという
政策を掲げることが求められる。
言い直せば「小さい政府」対「大きい政府」を目指す
二つの政党が必要ということなのだ。

今の自民党・小泉政権は「民にできることは民に」と
政府の関与をできるだけ少なくするという
言わば「小さい政府」の政策を実施し、それなりの成果も挙げてきた。
しかし、その結果「格差社会」などと言われるようにもなってきたが。

小沢民主党が打倒・小泉政権を目指すなら「大きい政府」を
打ち出さなければならないだろう。
だが、本当に今の民主党に未来を託して大丈夫なのか?
そもそも民主党の上の人達は自民党だった人たちである。
しかも、政党名を変えては離れてくっついてを繰り返してた人達だ。
こんな人達の集まりに何を期待していいのか…。
また、こんな人達の集まりは国民の何を幸せにしてくれるのか?
もし、政権交代して何か変わるのか?
現状を冷静に見れば、全国民が自民党員になって、
どっちの派閥がいいか投票してるようなものにしか思えない。

民主党は「二大政党制」の本当の意味を
勘違いしているのではないだろうか?
いつも対・自民党で白か黒かを決めようとしている。
小沢党首となって少しは勢いの出てきた民主党だが、
それを少し見ただけで、ムードに流されやすい日本の国民性は
何かとても今後が不安になってしまう。
こういう状況って、共産党が政権取る以上に
恐ろしいことなのかもしれないのかも。

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