Web Masterの日記



幼稚園児殺害事件について

2006年02月20日(月)

また惨い事件が起きてしまった。
2人の園児が憎しみの捌け口となったようなものなのか…。
いずれにしても残酷な事には変わりない。
なぜ最近、憎しみや怒りが子供などの弱者に向けられる事件が多いのか?
過去にも多く子供達が犠牲になった事件があったが、
殺めてしまえば元には戻れないし還れない…。
以前は虐待死って言うのが稀にあったが、
最近の事件は自分の子供ではなく、全く無関係の子供を襲う事件が多いこと。
これは大人のモラルが低下したのか、それとも子供という
抵抗出来ない存在を便利なものに加害者が思い易いのか。
だけど、今回の事件はあまりに理不尽ではなかろうか…。

容疑者は中国出身者のため言葉や環境に馴染むのが難しかったらしい。
警察で殺害の事実は認めているが、殺害に対しての被害者や
遺族への謝罪の言葉もないと言う。
まぁ、謝罪の言葉なんてあるわけがないだろう。
なぜなら彼女は正気じゃないのだから。
自分の子供と同じ年の子供に対して何十箇所も包丁で刺せるなんて
正気の人間なら絶対にできるわけがない。
だけどこの容疑者について、TVや新聞のニュースが
「謝罪の言葉はない」と繰り返すのを聞くたびに、それはそれで心が痛む。
この事件が常軌を逸した暴挙であることは間違いないにしても
メディアがそれを高みから見下ろして非難するだけの
正義っぽい論調は何か違うと思う。

被害者のご両親の行き場のない怒りと哀しみは
どれほどのものかと胸が塞がれる思いはするものの
何故こんなことになってしまったのか、
容疑者がここまで追い詰められてしまった背景は何なのかについて
決して「正義」としてではなく、同じ社会で暮らす人間として、
これから少しずつ明かされて行く容疑者のこれまでの心の変遷を
慎重に見守って行く必要があると思う。

中国籍というだけで過度のストレスを溜めていたのかもしれないが
被害者の園児達の親は容疑者に対して悪意なんてなかったのではと思う。
悪意があれば大事な子供を預けたり預かったりはしないだろう。
とは言え、やはりコミュニケーションを取る事は難しい。
中国籍というだけで、陰口や中傷などがあったのかもしれない。
しかし、それにしてもだ…。

子供の付き合い=母親同士との付き合いになる。
でも、いつから「子供の付き合い=母親同士との付き合い」になってきたのか?
自分が子供の時は、そんなでもなかったように思うんだけどね。
やはり危険が多い現代社会、横のつながりを深め、
親同士の連携が必要になってきたからなのかもしれないな。


しかし本当に暗澹たる気持ちには変わりない。
このような事件が起きない為にも、親同士が安心して
生活できる環境をつくるのが大切だと思う。
行政でも相談窓口はあるが、どこかお役所仕事的な印象が強く、
敷き居が高いように思うし。

ちなみに、幼稚園への車送迎は仲良しだからではなく
「幼稚園からのお願い」で「地域ごとのグループ送迎当番制」だから
送迎していたという。
これも、どうなんだろうか?
この方法は適していたものだったのか疑問だ。
こんな事件が起きてしまった以上は
「地域ごとのグループ送迎当番制」のやり方を改めないと
父兄に不安が残るだろうね。この地域ではしばらくは停止するらしいが
他にも同じようなシステムのところって多いと思う。
本当に子供の住みにくい国だな日本は。

子供の時には危険が一杯。
彼らが大人になっても少子化の影響で高齢者が多く、
生産性が極端に減少し、働いても働いても国は豊かにならない。
おまけに国は借金だらけなので税金ばかりが上がり、
退職後も年金はもらえない…。
自分の生活だけでいっぱいいっぱいなのに、親の面倒も見ないといけないし、
平成生まれ世代の将来を考えると本当にかわいそうだ。

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