Web Masterの日記



激震

2003年09月26日(金)

北海道に大きな地震があった。
ちょうど母が叔母と北海道に旅行中であり、それも昨日から釧路泊だったので
もろに被災した。(^_^;)
本来なら今日、帰京だったが釧路空港が閉鎖されたために飛行機が飛ばず
明日の便で帰ることになると妹に連絡があった。
幸い、怪我もないようだが、めったにできない経験をしたのではないだろうか。
そういえば先日、東京で震度4の地震があったとき、
自分は車の運転中だった。ちょうど赤信号で止まっているときに
やに車が揺れるな、風か?…と思っていたら、
周りの信号や標識も揺れていたので地震に気がついた。
いつ襲ってくるか分からないだけに地震が災害でも一番怖い。
普段からいろいろと用意しといたほうがいいのだろうが、
なかなか実行することは難しい。

北海道の地震に勝るとも劣らない激震が夜に起こった。
巨人軍の原監督の辞任だ。
ここ数日、いろいろとマスコミで騒がれていたが、
まさか2年で辞めることはないだろうと思っていた。
昨年は就任1年目で日本一、それも西武に4連勝しての堂々の日本一に
なった監督だ。消極的な成功よりも積極的な失敗をという考えのもと、
若手を起用し、見事に結果を残した。
今年は序盤で主力の怪我や投手陣の不調もあり、
まともに采配できるような状況ではなかった。
おまけに18年ぶりに阪神が異常なほど飛ばしまくっていたので
今年の成績は仕方ないと思っていた。
だが、どうやらフロントには原監督をよく思っていない連中がいたようだ。

阪神の優勝が決まってから巨人は28年ぶりに9連敗をした。
そのときに辞表を提出したと言う。だが注目すべきは、その前日に
「19日からの阪神戦3連敗したら続投の話は別」とナベツネが発言。
9連敗は来季を見据えて若手を起用した結果ともいえた。
そんな現場の気苦労を頭ごなしに否定するような発言…。
翻意の余地を消してしまう決定的な原因のひとつになった可能性がある。
来季のチーム編成をめぐるフロントとの根深い対立も、辞任の原因かも。
巨人に限らず、日本の球団の背広組には、まずオーナーのご機嫌を伺う体質が根深い。
今回も現場と深刻なコミュニケーションギャップがあったのだろう。
ナベツネは18日の段階では原監督の辞任など考えも及ばなかったという。
そんな中で飛び出した軽率な発言と、原監督の意固地なまでの責任感が
ぶつかってのハプニング的な辞任劇…。
事態収拾を図った球団代表や球団社長も結局は野球人ではないので
監督の決断を覆す力などなかった。

辞任会見時に原監督は赤くなった目で監督とは?と聞かれたときに
「勝つことがすべて」と答えた。
長嶋監督という強烈な個性を持ったカリスマ的指導者の若き後継者として
どう独自色を出すか注目され、1年目からジャイアンツ愛という言葉を
チームをまとめるキーワードとし、技術以外の力、闘争心や団結力を
ナインに植えつけようとした。
また「ショー ザ スピリット」という指針を示し、
伝統あるチームの一員として、どんな逆境にあっても
最後まで粘り強く戦い抜く姿勢を選手たちに求めた。
大胆な采配もふるい、斉藤や鈴木など若手を積極的に起用し、
重量打線のイメージが強い巨人に機動力を加え、強い巨人を作り上げた。
昨年は、打つ手がすべてうまく機能したが、今季は松井が抜け、主力に怪我続出。
ストッパーの河原が大不振、中継ぎ陣も崩壊、先発も足並みが揃わず
采配をしたくても駒が足りずにできない、
そんなもどかしさばかりが募るシーズンだっただろう。

ナベツネはケンカ別れによる退任という、
読売グループに対しマイナスの要素を極力薄めようと、
「再任する時期は来る」などと、ぬかしていたが
そこには明確な説明を求めるファンへの配慮は感じられない。
今回の交代劇を「読売グループ内の人事異動」とすら言い放ちやがる。
まったくもってムカついた。

星野監督のコメントが痛快。
「2年でどうやって結果を出せというんだ。
甘い世界じゃないんだよ。おれはたそがれ時だけど原なんかこれからやないか。
そんな若い芽を摘んで野球界はどうなっていくんだ。
(後任の堀内氏について)コメントなんか出せるか。
辞任会見の時になんで次の監督が横にいるんだ。」
まったく星野監督の言う通りだ。よくぞ言ってくれた。
ほんとうに巨人だけでなく日本球界の先行きが不安になってしまう。
才能ある者は、どんどんメジャーに流失していくだろう。

1995年10月8日の現役引退の日「私の夢には続きがあります」と言って
ユニホームを脱いだ。その“夢の続き”はわずか2年でひとまず終わった。
1年目の成功、2年目の挫折、そして3年目の挑戦は不本意だっただろうが
原監督自身が封印した。
今後は巨人軍特別顧問としてチームを支援していく。
だが幾年かの充電期間を経て、原監督が無念を晴らす時は必ずやってくるはずだ。
その時はバカなフロントなど何も気にせずに再びジャイアンツ愛を
我々に見せてもらいたい。
今はお疲れ様でした、そして有難うと言いたい。

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