Web Masterの日記



引退覚悟

2002年11月10日(日)

11月にしては穏やかな陽気に恵まれた中、
運命の紅葉杯ダブルヘッダーである。
対戦相手は、あまり得意ではない横浜メッツと全勝のミラーズ。
かなり厳しい2試合になると思われたが、
横浜メッツ戦ではテッチャンが巨人の桑田のような好投。
ベテランの味を出し、見事に1失点の完投勝利。
年々、年を重ねるたびに今までの経験が全て力になっている感じだ。

ミラーズ戦では相手がベストメンバーに程遠かったという幸運もあり、
かなり楽勝ムードで点を重ね、結局大量20点も奪った。
そして仁上がテッチャン、高橋に続くチーム3人目のノーヒットノーランの快挙。
試合前、仁上に「松坂は甲子園決勝でノーヒットノーランやったな、
この試合も決勝だぞ」とハッパかけたのが、かなり効いたかな。(^^ゞ
しかし、相手のレベルがかなり下だったとはいえ、まさか本当にやるとはな…。
仁上は入団当初に比べると、本当にいい投手に成長した。
この試合も、バックが堅かったこともあり、あえて三振を狙わず、
打たして取るガマンのピッチングでがんばっていた。
ストライクゾーンがバラバラの審判にキレることもなく、
黙々と投げつづけている姿は大人になった証拠かな。(^_^;)

実は気付いていない人がほとんどだと思うが、
自分は今季、春風杯、紅葉杯合わせ、今日の試合前までのSリーグ公式戦8試合で
なんとノーヒットだった。(^_^;)
年間打率こそ3割を越えているが、それはプレ・シーズンゲームだけで
稼いだヒットのみであり、Sリーグ公式戦では1本もヒットがなかった。
これには、かなり焦っていたし、気にしていた。
打順が下位だったのでSリーグの規定打席には達していなかったから
数字として人目にはつかなかったが、紛れもなく.000だったのだ。
0割の打者だったので、この試合は打順をラストバッターにしていた。
そして、このダブルヘッダー2試合で1本もヒットが出なかったら
草野球界から引退すら考えていた。(大袈裟かな)

第一試合の横浜メッツ先発の橋立投手には
以前、1試合3三振を喫したこともあり、かなり苦手な投手だ。
だが今季限りで横浜メッツはリーグから脱退するので、
その前に絶対に借りを返したかったし、絶対にヒットが打ちたかった。
結果、1打席目、自分は変化球は打てないと思い、
ストレートだけにヤマをはり、バットも振り遅れないように
いつも自分の760gのバットではなく、
則ぞーの720gのバットを使い打席に入った。
それでも結局、振り遅れてしまったが、飛んだコースが良く、
タイムリースリーベース。
そして今季Sリーグ初ヒットを記録できた。
2打席目はエラーながら出塁することができた。

2試合目のミラーズ戦の投手は1試合目と違い球の遅い投手なので
自分の重いバットで全打席臨んだ。
1試合目で初ヒットが出たのがきっかけとなったのか、
面白いように球が見えた。
あまり制球の良い投手ではなかったので、
普段はあまりしないが、初球でもストライクが来たら積極的に振った。
結果、3打席ともセンターへヒットを放つことができた。
Sリーグ8試合までノーヒットだったのがウソのように当たりが止まらなかった。
猛打賞なんて本当に久しぶりだ。
引退覚悟で臨んだ運命のダブルヘッダーだったが、
2試合で5打数4安打3打点。5打席とも出塁しチャンスに絡むことができた。
そして年間打率も一気に3割6分まで急上昇し、
チャーミンに続き2位とは集計していて自分でも驚いた。
そしてトップのチャーミンを十分に逆転可能な数字である。
チーム創設以来13年目にして自分では夢だと思っていた首位打者のタイトルが
手の届く位置にある。
あっ、そーいえば創設1年目は照井に次ぎ、打率2位だったので
12年ぶりに首位打者獲得のチャンスだ。(^^ゞ

今までSリーグでノーヒットだった自分が打てば、
絶対に優勝もできると思っていたので、今日の試合はかなり真剣だったな。
しかしミラーズ戦の3打席目、マサと則ぞーのホームランに刺激され、
今日の自分なら打てる気がしていたので、
思いっきりレフト方向に引っ張ったつもりだったのに、
打球は1打席目、2打席目と同じく
センター方向だったのには納得いかないな。(^_^;)

さて2週間後の最終戦が楽しみになってきたぞ。

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