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2002年10月13日(日)
ハロープロジェクト史上、最強ユニットの呼び声も高い、 後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴による存在自体反則ユニット「ごまっとう」の 発表からネット上では賛否両論入り混じり興奮冷めやらず状態が続く。 アップフロントエージェンシーによる、あの手この手の企画は、 はっきり言って食傷気味になるほど乱発されてきたわけだが、 今回の超絶ユニットを前にしては、久しぶりに「我が意を得たり」という感じで、 中だるみ気味だったテンションが一気に戻るにつけ、まんまと事務所側の思うツボ。 「ごまっとう」の出し惜しみなし、いきなりメインフルコースのボリュームは、 最近、多発すれど心に響かなかったハロプロ変革の中でも文句無しの出来だ。 それでも、最近のファン感情無視の構造改革に、 ほとほと嫌気が差してしまった人の中には、 「今さら、そんなことしても遅いよ」「節操ないな、必死だな」という 心情のファンもいるかもしれないが 「ごまっとう」に乗らないのは少々勿体無いかと思ってしまう。 おそらく現時点で、モーニング娘。をも凌駕しそうなポテンシャル、オーラ、 才能その他諸々を兼ね備えた存在は「ごまっとう」以外にはない、 と言うくらいの規格外ユニットだと思うので素通りするにはあまりにも惜しい。 コンセプトもキッズ路線とは相容れない、 セクシー&クールが要求されるであろうR&Bユニットということで、 ハロプロキッズ路線で蔑ろにされたアダルト路線も補完できそうだし。 ビジネス的にも、沈滞気味のハロプロ関連のCD売上、 ひいては低迷する国内音楽市場にも一石を投じれそうな可能性のある ユニットだと思うし、その線を狙ってるいるようなので、後は楽曲だね。 R&B路線は、まだ若い3人には実は怖い気もするのだが…。 しかし当たればでかい路線だけど、外すのもでかい路線だと思う。
単純に「ごまっとう」が物凄い勢いで「あり」なユニットなんで、 手放しで期待しているが、よくよく冷静になれば、 本来は後藤真希卒業後の本格ソロシングル第1弾発売日の11月20日が 今回の「ごまっとう」デビュー曲発売日に差し替えられている慌しさだとか、 「後藤真希はソロとして新たな可能性を追求していくんでなかったのか?」 だったりとか、 「後藤真希のソロがパンチに欠けるから勢いのある あややと藤本のサポートを得るのか?」とか、 「発売延期になった新生プッチモニのインパクトがますます小さくなるのでは?」とか、「紅白歌合戦枠を考慮に入れたユニットじゃないか」等々、 「なるほどそうとも言えるなあ」という、 重箱の隅をつつけばつつけまくりなユニットでもあるのは確かなことである。 風説によれば「2週間前に急遽決定した」だとか、 「藤本が最初嫌がった」だとか、 相変わらずの波乱万丈UFAアイドル物語の様相を呈してるわけだが、 つんく♂自身「今後のことはまた考える」と急造ぶりを匂わせる こうしたドタバタ感、行き当たりばったり感こそ、怪物モーニング娘。を 生み出した土壌であった以上、 「ごまっとう」にさらなる奇跡を期待しても良いんじゃないかな。 アーティスト写真も見てるだけで痺れる凄いオーラだし、 和製TLCを目指すと言う事で、タンポポの「TANNPOPO1」以来の、 つんく♂の凄まじいコンポーザー能力が発揮されるかもで期待大。 モーニング娘。を本当に相対化してしまいそうだ。 「ごまっとう」がハロプロ大変革が予想以上の反発を食らったために、 焦ったUFA&つんく♂が出した苦肉の策だとしても大いに結構。 正しい配置であれば、黙っていても自ずと人気も評判も上がるだろうし。
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