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2002年07月10日(水)
今朝のメジャーオールスターを早起きして観るために 昨夜は日記を書かずに寝てしまった。 最近、さぼり気味だな。(^^ゞ それにしても久々の台風上陸、すごい雨と風だった。 三郷のグランドは水没したかな? 今週末の大宮は大丈夫なのだろうか…。 しかし明日はまた35℃近い猛暑になりそうだとさ。 練馬は東京の中でも最も暑くなる地域なので、 明日の朝は暑さで起きそうな予感…。
さて、マクドナルドが8月5日から全国約3900の全店でハンバーガーを 過去最低の59円に値下げするというニュースが飛び込んできた。 今年の2月に2年間続けた平日半額セールを中止し、 常時80円に価格を改めたばかりだが、狂牛病の影響もあり、 客足がガクンと減少、売上の落ち込みに拍車をかける結果となり、 わずか半年で方針転換を余儀なくされたようだ。 どこもついて来れないほどの大胆な低価格戦略で 外食産業を牽引してきたマクドナルドだが、 今回の方針転換をみると、大きな壁にぶつかっているようだ。
マクドナルド最大の誤算は低価格路線からの脱却失敗だった。 平日半額セールで、吉野家、ユニクロとともに 不況期のデフレ時代をリードしてきたマクドナルドだが、 それを止める時も、日本全体のデフレの転換点になると、 新たな時代を作ろうとしていたはずだ。 しかし、消費者はシビアだった。 いつまで経っても上向きにならない景気経済、 やはり不況はさらに、どん底に落ちていくばかり。 さらに予期せぬ狂牛病騒動で新たな時代への道は閉ざされてしまった。 マクドナルドは完全に先を読み違えていた。
8月以降、59円バーガーの登場を受けて競合するハンバーガーチェーン、 牛丼チェーン、ファミレス、コンビニなどが2年前と同じく、 対抗値下げに動くのは必至だろう。 しかし外食デフレの過熱の先に待ち構えているのは、 体力戦だが、新価格は底値に近い水準。 いくら業界トップのマクドナルドとはいえ、さらなる値下げは難しいだろう。 自分がマクドナルドに勤めていた時代、確かハンバーガー1ヶの原価は40円だった。 それを当時200円くらいで売っていたのだから、儲かるはずだ。 今の時代は原価がいくらだか分からないが、やはり底値だろう。 マクドナルド曰く、単品では利益は出ないが、セットなど他の商品と組み合わせて 購入する消費者が多いため、原価率は上昇しないと強気に予想している。
狂牛病の影響などでマクドナルドの利益は前年比40%近い減少となっている。 値下げで思惑通り来客数が増えなければ、収益回復は見込めないだろう。 いわば最後の賭けに出たようなものだ。 だが、さすが世界一、業界一の会社だけあり、 安さ以外の魅力をアピールする戦略も急いでいて、 大都市圏の既存店を6月までに「マックトーキョー」に切り替えた。 これは女性客開拓を狙った戦略で、比較的好調のようだ。 確かにリーズナブルなミニパンケーキやスコーンなどは魅力的だ。 また秋には関連会社を通じ、高級サンドイッチチェーンの出店にも着手するという。 しかし急増するスターバックスやニューヨークカフェ、ドトールコーヒーなどの カフェ業態など競合チェーンも多く、成否は不透明かも…。
ちなみにハンバーガーが80円から59円だけでなく、 チーズバーガーが120円から79円。不評だったフランクドック150円も75円に 値下げするというではないか。 そして値下げ商品は動向を見て、今後3ヶ月ごとに入れ替えするという。 フィレオフィッシュやテリヤキバーガーやチキンナゲットも値下げ候補である。 もしハンバーガーが対象から外れた場合は再度80円で販売となるようだ。 まぁ、我々消費者からすれば、会社の都合がどうなっていようが、 こんな時代は安ければそれだけでOK。 またデフレ戦争が始まるのは大歓迎かも…。(^^)v
昔の職場でもあるマクドナルドのことだけに、いつもより長めに書いてしまった。 今、同期で頑張っている奴って何人いるのかな? 甲府で店長している奴とは年賀状のやり取りはしている。 自分同様、辞めていった奴のほうが明らかに多いはず。 田無時代のクルーだった中村君は亀戸の方の店で店長やっているはずだ。 こんな時代、どこも大変だが頑張ってもらいたい。 人の心配する前に、自分も頑張らないと…。(^_^;)
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