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2002年07月03日(水)
まだワールドカップ関連の話で引っ張ってしまう…。(^_^;)
今回のワールドカップという国際的な祭典の開催は久しぶりに日本の顔を 世界の鏡に映してみる機会でもあったと思う。 日本を訪れた多くの外国人から見たら、日本の印象はどうだったのだろう。 物価の高さや都市から遠く離れたスタジアム、物々しい警備体制など、 来日観光客からの不満は多かったのではないか。 しかし、日本特有のキッチリと分単位で刻まれた輸送体制や 何処の国でも差別することなく一緒になって応援する姿、 日本人のもてなしの心にはおおむね好意的で高い評価を受けたはず。 まぁ、他国のユニフォームを着てスタジアムに駆けつける節操のなさは 世界を見渡しても日本人だけだろうけどね。 しかし世界から人が集まる国としては未熟で足りない部分が多かった。 街や公共機関で英語表示が少ないため、道に迷う外国人が多かったという。 東京でも六本木や秋葉原は有名でも、他の地区は意外と知られていない。 もっと英語表示を多くしても良かったと思う。 外国人から訪れたくなる国としての魅力作りには 今回の反省を踏まえて行政には取り組んでもらいたい。 特にサッカーと言う世界語で結ばれたワールドカップの開催という経験は 日本のイメージを高める好機なのだから。
警備体制も英国などとの連携もうまくいき、フーリガン被害は0だった。 ただ六本木やススキノなどで日本の若者とにぎやかに騒ぐ外国人を 二重、三重に取り囲んで威圧する警察官には違和感を覚えた。 また大阪道頓堀川への飛込みなど、日本人の騒動が予想以上だったことは 警備関係者の誤算だったのでは…。
気になるワールドカップ景気の方だが、以前も日記に書いたが、 ほとんどなかったように思われる。 開催前は波及効果を観戦のための宿泊費や関連産業に与える好影響で 5000億円近くと試算していたようだが、皮算用だった。 日本戦当日を中心にテレビ観戦が増えたため、 デパート、飲食店、タクシー等の売上は激減。 ロシア戦は日曜日だったが、ディズニーリゾートやUSJなどの レジャー施設もガラガラだったそうだ。 また店内でテレビ放映をして客足を伸ばそうとした飲食店も 客は入っても滞留時間が長く、売上に直結しなかった。 さらにワールドカップが終わり、今まで熱狂していた人たちが 一気に虚脱感に襲われ、仕事に身が入らなくなる7月病が流行り、 日本全体で生産性が落ちているというではないか。 こんな状態では景気がよくなるどころか、さらに落ち込むばかりだ。 現時点で景気回復への道を探る日本経済に ワールドカップが協力な援軍になったとは言いがたい。 これはお隣の韓国にも当てはまるようだ。
ネガティブなことばかりだが、ワールドカップ開催が間違えだったとは思わない。 間近で我々に夢と感動と興奮を教えてくれたのは確かだ。 これは何事にも代えられない事実である。 確かに景気は悪かったが、その分、楽しむことができた。 ワールドカップ後はこの感動を胸に、また必死に働いて 我々も4年後を目指せばいいのだ。
途中まで書いて眠くなってきたので、訳分からなくなった。 なんか強引にまとめてしまった…。(^_^;) ワールドカップ関連は今日で終わりにしよう。
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