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2002年04月19日(金)
ここ数日間はアイドルサイトの批評みたいなことばかり書いてしまったので、 しばらくは真面目なことを書くようにしよう。
成田空港の暫定平行滑走路が完成し、昨日から運用が始まった。 開港24年でようやく滑走路2本体制が整ったが、 空港反対派に用地買収を拒否され、新滑走路の長さは 当初計画の2500mを大きく下回る2180mにとどまってしまった。 この長さではジャンボ機などの大型機は勿論、 大量の燃料を積む中型遠距離便も離陸できないという。 行けて香港、サイパン、グァムまでらしい。 完璧にワールドカップ用のための滑走路となってしまった。
成田空港は年間2700万人が利用する日本最大の空の玄関だ。 一刻も早く、完全な姿にしなければならないだろう。 それにしても、開港から24年の長い年月、 成田空港反対運動はいまだに起こっている。 「親が汗を流して開墾した田畑を捨てられない」という農民に、 「建設の本根は軍事利用を目的とした空港」と考える大バカな左翼的過激派が 結託しあい、25年以上前から反対運動は展開された。 確かに、最初の国の対応はまずかった。 なかば強制的に立ち退けと脅しすらかけていたという。 しかし10年程前に国が全面的に当時の件を謝罪し、 新たに上座、下座のない円卓会議を農民と開き、 平行滑走路の必要性は農民にも理解された。 その結果、新滑走路予定地にあった6件の反対派のうち 4件は立ち退きに応じた。 しかし残り2件は結局今も居座っている。 その2件のせいで中途半端な滑走路となり、 飛行機着陸時に居座った家の立ち木がパイロットの視界に入るという。 パイロットが、その立ち木を気にして着陸地点が先になると オーバーランする危険性さえあるという。
親譲りの土地に対する愛着は尊重されてもよいとは思うが、 その個人の利益と安全で十分な発着能力を持つ空港という 公共の利益が対立した時、個人の利益には、 おのずと制限が加わるものではないだろうか。 成田空港は日本最大の国際空港であるばかりでなく、 横浜港を大きく引き離す最大の貿易港でもある。 ただ出て行けと言っている訳ではなく、代替農地も用意されている以上、 ここまで居座りつづけるのは国民的大迷惑としか言いようがない。 なにか事故が起きたらどうするのか。 もう意地になっているのか、それとも大バカ過激派に踊らされているのか、 このままでは居座りつづけている農民に幸せは来ないと思うけどな。 だいたい飛行機の離着陸の真下で暮らすなんて、どう考えても普通じゃないよ。
成田空港には1人2040円の施設利用料がかかるが、 もし最初から2本の滑走路で運営されていたら 絶対に安く済んだはずだ。 国土交通省と千葉県は、反対派との話し合いを当然続けていく方針だが、 そろそろ法的による解決を検討すべきではないだろうか。 このまま中途半端な滑走路しか持たないなんて 世界の主要空港としてはきわめて貧弱で、 日本の表玄関としては国際的に恥ずかしい。
このままの状態が続くようなら、国際競争にも立ち遅れてしまうので、 千葉県自治体以外の誰もが待望している羽田空港を国際空港に戻してほしい。 4本目の滑走路も建設中の羽田なら都心にも近いし、言うことないはず。 石原東京都知事や扇国土交通大臣すら羽田国際空港推進派だ。 だけど成田空港建設までの経緯があるから 今さら羽田にすることは難しいんだろうな。 どうにかならないものかね…。
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