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2002年03月20日(水)
今年の春の到来は早いようだ。 先日、桜の開花宣言が出た。 今週末には満開になるんだろうな。 春は心弾む季節でもあるが、同時に、うっとうしい悩みもある。 今年は特に花粉症の症状がひどい…。 10年以上、花粉症と付き合っているが、近年で最もひどい感じだ。
スギ花粉やヒノキ花粉が猛威をふるい、 日本国民の1割が花粉症に苦しんでいるそうだ。 地域によっては2割とも推計されている。 まさに国民病といっていいだろう。 くしゃみや鼻水、鼻詰まりに目のかゆみ…、 人によっては倦怠感や発熱、頭痛に悪寒に見舞われるそうだ。 花粉症だと集中力が落ち、仕事にも差し支えてしまう。 その経済的損失は、一体どれくらいになるのだろう。 見積もることは困難だが、逆に花粉症の医療費は数千億円にも達するとの試算。 もはや国民病として放置できない状況にあるのに、 命の危険はない病気だけに、政府は対策らしい対策はしていない。
日本で花粉症被害が出始めたのは1960年代といわれてる。 戦後の森林荒廃期に米軍の指導によりスギやヒノキが集中的に植えられ、 この両樹種で全国の人工林の7割近い比率が占められた。 しかし、その後、安い輸入材に押され、枝を切るなどの管理や伐採も進まぬまま、 まずスギが大量の花粉を飛散させる樹齢に達し、 成長の遅いヒノキがこれに続いている。 さらに、年々拡大する花粉症被害に、ディーゼル排ガス中の微粒子などの 大気汚染やアスファルトだらけで逃げ場のない都会の街並が 関係し、一気に花粉症被害が拡大した。
林野庁では、花粉の出にくいスギ品種の開発や間伐の促進で 少しでも花粉の飛散両を抑制しようとしているらしいが、 これでは低減効果が極めて限られてしまう。 今に至る遠因は、先見性のなかった林野行政にあるともいえる。 今後は積極的な対策を考えてほしい。 被害実態の把握に基づく根治療法の開発や、地域にあった発生源対策など、 他省庁や自治体間の連携、協力が必要な課題は多い。 今後は道路建設や宅地造成など各種開発に伴う新たな植樹の場合にも 花粉症に配慮した樹種選定が必要だ。 花粉量や患者の抑制目標を定めることも検討してほしい。
しかし日本の行政は縦割り行政だからな…。 様々な対策には時間がかかってしまうだろうな。 だが、それまで座視してはいられない。 副作用の少ない治療薬の開発や免疫療法などの研究は進んでいるはず。 また花粉症の人も花粉情報に基づいた行動やマスクの着用などで、 花粉に接する機会を極力減らすことで、 ストレスや疲労を溜め込まない生活も症状軽減に役立つはず。 当面は自衛策を総動員し、あと1ヶ月ほどの期間、 国民病に立ち向かいたい。
あ〜本当に今年はツライ!
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