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2001年06月09日(土)
とんでもない事件が起きた。 大阪で、いたいけな小学生8人の生命が突然奪われた不条理に 憤りを抑えることができない。 理不尽な事件が起きるたびに罪と罰のあり方について考えさせられる。 心神喪失者の行為は罰せず、心神耗弱者の行為は減刑すると刑法にある。 この法の定めを頭では理解しても、その運用の現実に心から納得している 被害者はどれだけいるだろうか…。そして我々も…。 刑事責任ってなんだろう? 刑事責任を問えないほどの精神状態とはなんだろう? 犯罪者の人権が強調される反面、被害者がないがしろにされてはならない! 声なき被害者の思いを反映させなければ、正しい法治国家とはいえない!
だいたい犯罪を犯すものはすべて精神状態が普通ではないのではないか? それは今回の事件に限らず、三軒茶屋駅や西武遊園地前駅で起こった 暴行殺人を犯し、自ら出頭してきた犯人にもいえる。 いや、殺人事件だけではなく、万引きをしただけでも その時の精神状態は普通ではなかったはずだ。 普通の人間なら、理性を持ち、社会のルールやモラルを守るはず。 たかが万引きでも、その時、精神は病んでいるはずだ。
重大事件のときだけ精神鑑定だの責任能力だの言うけど、 すべての事件を起こす犯罪者の精神は異常状態にあるのではないだろうか。 日本は法治国家である以上、人権第一が尊重されるが、 本当にそれでいいのか?自分には分からない…。
最近、本当に嫌な事件ばかり起きる。 世田谷区一家惨殺事件も弘前の消費者金融強盗殺人放火事件の犯人も いまだ捕まっていない。 いったい、いつからこんな時代になってしまったのだろうか…。 世の中、不景気で人の心に余裕がなくなってしまってからではないか。 バブル全盛の頃には心にも余裕があったからか、大きな事件は目立たなかったはず。 かといって、バブルの頃がいいとは思わないが、 この不景気をどうにかしないことには、日本全体が崩れていくような気がする。 どんな状況でも、せめて心にはゆとりを持って生きていきたい。
被害者のご冥福をお祈りします。
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