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:::2006年03月10日(金)
:::卒業




入館カードを返して、勤怠カードを返して、名刺を返して、保険証を返して、その他諸々の書類を返して、今私はいずれの組織にも属さない一個の人間になりました。


・・・うわああ!!


とてつもなく盛大に送られてきてしまいました。なんか、こんなにみんな温かいの!?と思うくらいに、いつも以上にみんな温かかったです。
抱えきれないくらいのプレゼントたちをもらって帰ってきました。有形のもの、無形のもの、さまざまです。今私の部屋は私的最強の元気が出る空間になっています。


まず今日は、昼に会社近くのオシャレすし屋にて、編集部の私のグループ&8日にはいってきた新しいふたりの後輩(なんだか響きが素敵!)におわかれランチをしてもらいました。
お別れっていっても、みんなそれぞれに今月中には遊ぶ約束があるからなんなんだけど、オフィスで机を並べて仕事をすることはおそらく2度とない。
もう既にさんざんおわかれごはんをしてきたから、今日はおわかれっぽくなく盛り上がって食事をしました。後輩たちも穏やかで、雰囲気に溶け込んでいました。これならうまくやっていけそう。
オシャレすし屋なのに記念撮影をたくさんしました。ちょうど大きな窓から私の働いていたビルが見えるから、それをバックに撮りました。


その後、周りからあと○時間だ、とカウントダウンをされながら仕事をしました。
なぜか仕事がものすごく溜まっていて、結局残業が10時くらいまで掛かってしまいました。でも今日で最後だと思うと、それも名残惜しい。お茶をくみにいってする立ち話も、今日が最後だと思うと名残惜しくて、つい相手も仕事があると分かりつつも長居してしまいました。


定時をすぎて、itunesで共有されている音楽を聴きながら高速で仕事を片付けていると、いつの間にか人が集まっていて、なんとびっくりの社内全員集合してのお別れセレモニーがありました。本当にそんなことがあるなんて分からなかったし、前にこうして全社員で見送ったのは、もうずいぶん前。その後は部署ごととか、それすらなかったりとかだったから、周りに集まっている時点で気付け、ですが、声を掛けられるまで全く気付かなかったのでした。


やっと抱えられるくらいの大きな花束(黄色ベースで木とかめずらしい花やシダっぽいのとかで構成されてるアートな一品)をもらい、入社してからお姉さん役で面倒を見てもらったおねえさまがコメントをしてくれて、私もコメントをしたのですが、なにせこんなセレモニーがあるとは分からなかったから急ごしらえでよくわからないことを話していました。誰の方を見ても目を見られてるから気恥ずかしい。


セレモニーが終わってから、机の片づけをしていて、私が入社した時に先輩にもらった関連法規や仕事のマニュアルの本(たくさん&分厚い)がでてきたので後輩たちにプレゼント。3日間しか一緒じゃなかったけどすごく仲良くしてもらっていて、お互い(私もこれから)新人として頑張ろう!知らないことが多くて一生懸命な時が一番楽しい時だもんね!と励まし励まされ。私なんて先輩っていうほどにすごい人じゃないけど、でも私がいえるいろんなことを話して、彼らを見送りました(研修中なので帰りが早い)。


机も整理したし、あとは残業の仕事を片付けてかえるだけ、と思ったら編集部の子たちと、別部署のお姉さまから連盟で餞別に、アナスイのコスメをたくさんもらいました。春色ピンクの限定色とかが入っていて感激。これをつけてOL頑張りなさいよ!と励まされました。
感激していると、監査のおばさまがやってきて、オトナな万年筆入りの包みを私にくれました。昨日、なにかお菓子を作ってきてあげる、といっていたから、てっきりお菓子だと思って気安く受け取ったら、さっき家で明けたら万年筆。すごく恐縮してしまったけど、これを使ってキャリアウーマン!という感じに頑張ります。
次いで、カメラマンの男子が、CDに焼いた思い出の写真集をくれました。これには昨日の様子もバッチリ入っていて、容量は500MBを超えるたくさんの写真たちが。これは本当に宝物です。紙の写真にするにはどうしたらいいかがよくわからないのですが、調べて選りすぐりをプリントしてアルバムに張りたいと思います。たくさんありすぎて破産しちゃいそうです。
写真を見ながらにやにやしていると、入社した時から会社にいて、今は遠い部署でえらくなっている男性陣が、「それ読んで枕濡らしてよ」と笑いながらそれぞれ自分の座右の銘を表紙裏に書いている、元気が出るような本というテーマで選んだ本たちを私にくれました。彼らとはもう仕事上で関わることは滅多になくて、オフィス内ですれ違ったときに声を掛け合うくらいになってしまっていました。でも、私が本をよく読むことを聞いて、じゃあ、ということではなむけの本たちを贈ってくれました。しかも、買ったのではなく、自分の所蔵であちこちページが折られて「ここ、いいよ」といわんばかりの使い込んだ本たちで、それが余計に嬉しかったです。


これは、物をくれた人たちのお話ですが、それ以外にも、主にずっと昔から会社にいる面々たちが入れ替わり立ち代り挨拶に来てくれて、握手しっぱなし、お礼言いっぱなし。
正直、ここまでたくさんの人が私に声を掛けてくれるとは思っていなかったのでびっくりしたし、嬉しかったし、これ(入館証)を返したらもうここには入れないと思ったらさみしくて、とてつもなくさみしくて。またイベントで会えるとわかっていても、それでもさみしかった。
でもみんな私の卒業と門出がうまくいくと言って励ましてくれたし、キラキラしているそんな人たちが確信を持って、とそういう励ましの言葉をくれたので、そのオーラに乗って私も頑張れそうな気がしてきました。


明日はさっそく、派遣会社の登録と紹介第一弾です。
今までみたいにあったかい感じじゃない可能性のほうが高いけど、でも頑張ったらまたここでそうできたように素晴らしい人間関係を築けるかもしれない。
キャリアプランはまだまだプリンのように柔軟すぎだけれども、失敗を繰り返しながら最終的には私もキラキラできるよう、頑張ります。


退職のことで、メールをいただいた人たちへ、ありがとうございます!
ちょっと心も周囲の環境もバタバタしていて忙しいので返せていないのですが、週末中にはお返事したいと思いますので、もう少し、お待ちくださいね。
Web上や、オフラインで、私は本当に人に恵まれています。それに値するような素敵な人になれるよう、これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!


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